オーストリア
ウィーンやザルツブルクなど音楽の都
私がオーストリアに行ったのは、新潟県で公立中学校の音楽教諭をしていた時🎵
回覧板のように回って来たファイルの一枚に
モーツァルトの生家やベートーヴェンのお墓などを巡る"音楽の旅”
ツアーの募集案内があった。
24歳、それまで海外旅行の経験はなかったが、働いていてお金の工面はできそうだった。
近隣の学校の仲の良かった先生と、参加してみようか!ということで申し込んだ。
夏休み期間の旅行✈️だったし。
その旅はとても楽しく有意義で、オペラを観たりピアノ🎹レッスンの見学もあった。
モーツァルトの生家へ行き、実際にモーツァルトが弾いたというピアノも見た
全国各地から集まった先生たちと交流もできた
ただしこの旅こそが、私のその後の運命を決定付けるものとなったのだ
旅は行って良かったと断言できる。
だけど行かなければダンナと結婚することもなかったのに
ダンナは旅行会社に勤めていた。
そしてその「音楽の旅」の添乗だった。
私とは学年で4つ違うからまだ28くらいだったはずだが。
どう見ても妻帯者の風貌に見えて
「お子さんにお土産買わないんですか〜」
などと聞いたくらいだ
私もまだ若くて細くてかわいかっただろうから。
気に入ったのか?
私が新潟出身というのも大きかった。
ダンナの両親はもともと新潟の人だから。
結論から言えばダンナはお客に手を出したのだ
もちろん旅行中に手を出せば犯罪になる
日本に帰ってから電話がかかって来たのだ。
向こうはお客の住所も電話番号も勤務先も知ってるから。
やっぱりお客に手を出したのだ
ゲレンデ効果か?
吊り橋効果か?
初めての海外旅行✈️で、旅先では頼りになったのだろう。
帰ってくればむしろ優柔不断な人なのに
気の迷いか
東京と新潟の遠距離の付き合いの末に結婚した💒
私は後ろ髪を引かれる思いで教員を辞めて関東に来た。
公立学校の教員は、隣の県に移るだけでも、一度退職しなければいけない
私は小中高校の教員免許を持っているが、正式な教員になるためには、その県の教員採用試験をまた受けて合格しないといけない
横浜市では、産休代用教員を13カ月やったが、もう一度教員採用試験を受ける気力はなかった
その後千葉で子育てをしながら家でピアノ🎹を教えていた。
新潟では保護者からお見合いのお話を急かされていたから、お見合いしてみたかったなぁ
あのまま定年まで教員を務め上げたかったなぁ。
でも一番貧乏くじを引いたのはダンナだろう
もちろん病気持ちだと、難病だと伝えていたが。
海外旅行まで行ける元気な私からは、将来こんな重病人の妻になるとは想像できなかったよね
モーツァルトの生家
ベートーヴェンのお墓
ドイツのノイシュバンシュタイン城も行きました。
画像すべてお借りしました。