皆さん、一見明るく社交的で感じがいいから友達として付き合っているのにその人と関わり始めてから自分にとって不幸な出来事ばかり起きてなんかおかしいと思ったことはありませんか?実はその人は友達ではなく、友達のふりをしてあなたを不幸にしようと企むフレネミーの可能性が高いです。今回は、厄介なフレネミーという特性を持った人物について解説していきたいと思います。 


まずはじめに、フレネミーってなんだ?

皆さん、フレネミーってなに?と思いますよね。フレネミーとは、英語で友達という意味のフレンドと英語で敵という意味のエネミーを合わせた言葉で、友達のふりをした敵という意味です。彼らは一見友達のように見えますが、実は相手を陥れようとしているのです。フレネミーは決して珍しい存在ではなく、幼稚園、保育園、学校、職場、ママ友グループ内どこにでもいます。年齢は幼児から高齢者まで幅広く存在します。性別比率は女性が多いですが、男性もいます。


フレネミーってどんなことをするの?

フレネミーはまず、明るく社交的で愛想良く話しかけてきます。そして、あまり親しくないにも関わらず、どうしたの?話聞こうか?と言ってきます。相手が完全に気を許したところで、悩み相談に乗るフリをして、相手の失敗談や知られたくない事実などを聞き出し、弱みを握ります。そして、それを周りの人に言いふらして回ります。対象者が間違えたり失敗などをすると野次馬のごとく面白がって見にきます。また、偉そうに見下してマウンティングをしてくる一方、さっきはごめんねと謝ったりたまに優しくして本当はいい人だと思わせて相手を混乱させます。また、親しくもないのに物やお金を執拗に貸して欲しいと言ってきます。そして、貸したら二度と帰って来ず、そのまま取られてしまうなんてこともあります。


フレネミーの特徴

極端な負けず嫌い

嫉妬深い

すぐに逆恨みや八つ当たりをする

相手を見下したり、マウンティングをしてくる

あまり親しくないのに相手の家に行きたいと言ったり執拗に物を貸して欲しいなどと言う

人の不幸な話を聞いている時に口元にうっすら笑みを浮かべている

人が不幸な目に遭うと、くすくす笑う

嫌いな人の陰口を言ったり、そして時にはわざと本人に聞こえるように言う

上司や先生、先輩など自分より強いものに対する態度と後輩などの自分より立場の弱いものに対する態度が大きく違う

一見、友達が多いように見えるが実は顔見知りや腰巾着、一緒につるんでいるだけの仲間などあまり親しくない関係の人ばかり

非常によく嘘をついたり作り話をする

常に隣の芝生は青いと考え、人の物をやたらと欲しがる

人に直接攻撃するのではなく、人を加害者に仕立て上げ、自分が被害者になりすます

人に平気で嫌がらせをするくせに自分がされると怒る

もし、身近に当てはまる人物がいたらなるべく必要以上に関わらないようにしてください。


なぜフレネミーになってしまうのか

フレネミーになってしまう原因は遺伝的な生まれつきのものもあれば、親の愛を受けずに育った環境やトラウマなどの後天的な要素もあります。また、一度フレネミーになってしまうと一生治らないと思った方がいいです。


フレネミーの被害に遭いやすい人

この世に悪い人なんていないと思っている純粋で平和主義な人

優しい人 

相手に嫌われるのが怖くてなかなか自分の意見を言えない人

人を見る目がない人


フレネミーの被害に遭わないために、次の事に気をつけてください。

第一印象が気さくで社交的な人物でもすぐに信用しないこと。

自分の身の上話をしたり家に招くなどのプライベートな空間に相手を入れるのはしばらく付き合って相手を観察して相手の性格が読み取れてからにする。

親しくもないのに「どうしたの?話聞こうか?」と言ってくる人は要注意

この世には、根っからの悪人は身近にいるという苦い薬を飲むこと。

説得して改心する悪者は漫画の中だけであることを知ること。

世の中は善人に見える悪人が90%を占めていると思うこと

会う人会う人をみんな信用しないこと

人に物を貸す時はあげてもいいものだけにする。高価な物や自分の大切な宝物は例え親しい友人でも他人には貸さない。


フレネミーへの対処法

仕事などでどうしても会わないといけない場合は付き合いは必要最低限にし、なるべく関わらない。

人から聞かれても自分が他人に聞かれて困る失敗談や不幸話をしない。また、嬉しいことがあったことも話さず、特になんでもないよ、変わったことはないよ、と受け流す。

あからさまに無視をしたり、感情的になったりしない。そうすると、泣き落としや告げ口などをされて今度は私たちが加害者に仕立て上げられてしまう。

もし、相手から遊びたいや家に行きたいなどと言ってきたら忙しいからとか別の予定があるからなどと言って断る。

物を貸してと言われた時は、うちではあげてもいいもの以外は貸さない事にしていると言いましょう。


人間は1人では生きていけません。そのため、他人と沢山関わって助け合ったりコミュニケーション能力を高めるのは不可欠です。しかし、優しい人に巡り会えればいいですが、残念ながらそうでない人も沢山います。もし、友達と思った人物がフレネミーだと気づいたら離れる勇気も大切です。そして、またフレネミーではない人物を見つけてその人と本当の友達になりましょう。