人類の保護者 UFO遭遇体験の深奥に潜むもの ‥ 4 | inca rose*のブログ

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第十二章    ジャニスの父親

ドロレス : 「彼は以前見たことのある人ですか?(うなずく)いったい誰ですか?」
ジャニス : 「わたしが子どもの頃、よくわたしを訪ねて来てくれた人です」
ドロレス : 「あなたが小さかった頃によく来た人ですか?」

ジャニスは泣き出し、感きわまった様子ですすり泣きながら「はい」と言った。

ドロレス : 「どうして泣いているのですか? 何か困ったことでも?」
ジャニス : 「いいえ、彼が来てくれたからうれしいのです。父親に会ったような気分です」

わたしは感情的な反応をやり過ごさせようとしたが、彼女は泣き続けた。よほど感動的な再会だったのだろう。

ドロレス : 「子どもの頃によく訪ねて来てくれたと言いましたね?」

泣きやめさせるためにも、わたしは彼女に話をさせなくてはならなかった。

ジャニス : 「はい、よく面倒を見てくれました。彼は…(また泣き崩れた)まるで父親のようです」
ドロレス : 「彼に対してそういう感情が湧くのですね?」
ジャニス : 「はい、彼はわたしの父親です」
ドロレス : 「実の父親ですか?(はい)どうしてそれがわかるのですか?」
ジャニス : 「彼に対してそういう感情が湧いてくるからです。彼がわたしをなんと呼ぶと思いますか?」
ドロレス : 「なんと呼ぶのですか?」
ジャニス : 「(感きわまった様子で)娘、です」

ドロレス : 「彼があなたの本当の生物学上の父親だと思うのですか?(はい)では、あなたが子どもの時から家に一緒に住んでいた、いわゆるお父さんは、実の父親ではないというのですね?」
ジャニス :「ええ、違います。二人はまったく別々の人たちです」
ドロレス :「わかりました。彼がこれから何か質問するのですね?」
ジャニス :「はい。彼がやって来て質問します」
ドロレス :「わたしには彼の質問が聞こえませんので、あなたが答える前に、質問を繰り返してくれますか?」
ジャニス :「(まだ泣きながら)彼がそうさせてくれたらします」
ドロレス :「それでかまわないかどうか、彼に聞いてください」

すると、まるでスイッチを切り替えたかのように突然、様相が変わった。それまでジャニスは泣きじゃくっていて感情を抑えきれず、わたしの質問に答えるのも大変そうだったが、次の声が聞こえて来た時、彼女は一瞬の間に変貌を遂げていた。感情は収まって涙は止まり、そしてその声は明らかに男性のものになっていた。以前、ジャニスを通して話をしてくれた男の宇宙人の声は、かなり年を取った人のもので威厳があったが、今回のそれは、やはり老人であることは感じられるが、高い知性と、前の宇宙人にも増して堂々たる威厳を示していた。

ジャニス :「適切になされた質問であれば繰り返してもよい」
ドロレス :「わかりました。あなたが彼女の口を通して質問を伝えてくれなければ、わたしは聞くことができません。もちろん、わたしが一番気に掛けているのは、彼女の心身の安全です」
ジャニス :「それはわたしも同じだ」
ドロレス :「あなたとの再会に、彼女はかなり感情を高ぶらせましたね」
ジャニス :「それは理解できる。わたしもまた、彼女に会って感動しているからだ」
ドロレス :「わたしは、あなたがたにも感情があるのかと疑問に思っていました」
ジャニス :「あなたたちと同様、我々にも感情はある。自分の同胞に対しては特にそうだ」

ドロレス :「それを聞いて安心しました。では、彼女に質問していただけますか。そうすればわたしにも質問が聞こえると思います」
ジャニス :「質問の中にはあなたと話し合うことを許可されていないものもあるので、それは彼女の心に直接質問することにする。我々は、ジャニスの関わっている仕事において重要な段階に差し掛かっている。彼女はその仕事の中でみずからも進歩を続けているが、それはともに仕事をしている我々にとっても重要な時期なのである。我々の多くが彼女を通して学んでいるので、我々が彼女に対してする質問の中には、あなたにとってはつまらなく思われるものもあるだろう」

ドロレス :「それでは、これは二つのレベルで行なわれるのですね?」
ジャニス :「その通り。我々はこのために代表を招集し、あなたたちの言葉で言うところの会議を開いた。ジャニスの一生のうちには、それは地球上での一生だが、彼女が我々の言う“交感”を経験すべき時が何度かある。交感とは、彼女の根源と交流することである。だから、それはあなたたちが考えるような単なる質疑応答ではなく、そこで行なわれるのはエネルギーの交換であり、なんであれ、彼女が必要と感じるものの強化なのだ」


ドロレス :「もし許可されているなら、彼女の加わっているほかのプロジェクトについても何か話していただけますか?」
ジャニス :「それについては話すことができる。それは、わたしがここに来た目的の一部でもある。彼女に理解できないことがあれば、わたしがわかるように説明してやる。言葉の意味からすれば、それが父親というもののすることであろう。彼女の成長段階のさまざまな時点において、わたしは彼女のところを訪れ、複雑な概念の理解を助けてやったものだ。また、取り掛かった仕事に関して彼女が理解できないでいる時にも、それを助けた。これはわたしの責任である」

ドロレス :「彼女は自分が、日常の意識では知らないまま行なっている仕事について知りたいと思っています」
ジャニス :「彼女はある程度、知ってはいるのだ。彼女がエネルギーの状態でいる時には、それをいわば保ち続けていて、そのことが意識できている。何かを保ち続けているという感じ、何かを助けている感じ、何かを癒しているという感じ。何かを保ち続けることによって癒しが行なわれる。それは、とてもゆっくりと進行する事態である。その保ち続けているものとは、ある周波数である」
ドロレス :「それにより、いったいどんな目的が達成されるのですか?」

ジャニス :「その周波数を保ち続けることで、この惑星を包む大気の状態のバランスを維持することができる。大気の状態は、地球上で進行中の事象に影響を与える。これが、今起こっていることの中であなたに話せる部分だ。しかし、わかってもらいたいのは、これが論ずるにはあまりに複雑な状況であることだ。しかし、彼女とともにこのプロジェクトに参加している人たちだが、彼らは…(間を置いて)とにかく、それは偉大なる奉仕である。なぜなら、それは大変な…それは…」

彼は躊躇した。話してはならぬことだったのか、それとも、どの程度まで伝えたものか、迷っていたのかもしれない。

ドロレス :「これは偉大なる奉仕だとおっしゃいましたね?」
ジャニス :「それは人類に対する偉大なる奉仕である。なぜなら、あなたたちの惑星が自己破壊するのを防いでいるからだ」
ドロレス :「周波数と言うと無線の周波数のことが頭に浮かびますが、それとは違うのですか?(違う)それがどのようにして地球に影響を与えるのですか?」
ジャニス :「周波数は地球に影響を与えている。この我々のプロジェクトのために、多くの地震や火山の噴火、大小様々な気象変化がこの地球に起きているのだと言う者もいるだろ。彼らは、そのような災害を我々のせいにしたがる。しかしながら、事実はその正反対である。我々がこのプロジェクトを行なっていなければ、災害の規模はもっと大きくなっていただろう。そして、地球が破滅に向かう速度も、格段に速まっていたことだろう」

ドロレス :「それでは、あなたがたは救ってくれているのですね?」
ジャニス :「我々は地球のバランスを保つための手伝いをしており、さまざまな場所でその都度、それに必要な作業を行なっているのだ。それは、こうした災害が起きている場所のエネルギーの流れに関係したバランスである。あちこちで起きている地震は、もし我々のプロジェクトが実施されていなかったら、もっとひどい結果になっていただろう。だから、我々の行なっている仕事は保守整備のプロジェクト、あるいは維持管理の作業と言うことができると思う。つまり、天変地異による大災害の被害の程度が軽減するという意味である」

ドロレス :「災害を根絶することはできないのですか?」
ジャニス :「我々には可能であるが、しかし、災害に関して、今の時点ではこれ以上のことは言えない」
ドロレス :「それは地球に起きねばならないことがあるからですか?(そうだ)そして、最終的な運命に関しては、あなたがたも手出しはできないということですね」
ジャニス :「現時点ではそうだ」
ドロレス :「だから、あなたがたがやってもよいことは限られていると」

ジャニス :「その通り」
ドロレス :「そうした掟を決定する誰か?あるいは何かがあるのですか?」
ジャニス :「こうした掟は全宇宙普遍のものである。それらの掟は、あなたたちの言葉で言う何世紀もの間、過去のすべての時代を通してずっと知られていることである。それは書き記されて伝えられてきた。それは変わることはない」
ドロレス :「その掟のいくつかを話していただけますか」
ジャニス :「その中には不干渉の法がある。あなたたちの政治家もそうした法を確立し、それに基づいて行動しており、我々も同じ規模の中で仕事をしている。しかしながら、よく憶えておいてほしいのだが、我々にとっての干渉とは、必ずしもあなたたちにとって意味するところと同じ事柄を意味しないのだ」

ドロレス :「言い換えると、場合によってはその法を少し曲げて、わたしたちを助けてくれることもできるということですか?」
ジャニス :「助けることはできる。支援することはできる。指導することはできる。互いに影響し合うこともできる。知識や情報を伝えることもできる」
ドロレス :「でも、直接介入することはできない。(彼女はため息をついた)いや、わたしはただ、はっきりさせようとしているだけです」
ジャニス :「ある場合には、あなたたちが干渉だと言うであろうレベルまで我々の影響を及ぼすこともある。もし、それが同胞に関わることであれば、我々は必ず直接介入するであろう。なぜなら、それにはもう干渉という言葉は当てはまらないからである」

ドロレス :「そうですね、それは干渉ではなく援護でしょう」
ジャニス :「その通りだが、干渉と受け取られてしまうであろう」
ドロレス :「かつて歴史上、あるいは地球の変化の過程で、あなたがたが干渉したという時期はありましたか?」
ジャニス :「ない。根源的存在からの指令があった場合には話が別だが」
ドロレス :「そのことが知りたかったのです。こうした掟を作った中心的な存在、あるいは中心的な役割をもつ部分があるかどうかということです」…













『人類の保護者     UFO遭遇体験の深奥に潜むもの』
著 . ドロレス・キャノン

から抜粋。