父の病院に行くと
先週よりも明らかに弱っている
テレビも見ずに
1日寝ているらしい
今が朝なのか夜なのかもわからない
『朝ごはん何食べた?』(私)
『お母さんの料理を
先生が出してくれる』(父)
食事介助の人に聞くと
お昼は副菜2割
ここ最近はヤクルトだけを飲むらしい
食事介助は拒否し
自分で食べるというらしいが
自分で食べる体力がないんだろ
点滴とヤクルトで命を繋いでいる
帰りの車で
『お父さん、長生きできないね』と
呟いた母に
返す言葉がなかった
今日は敬老の日
孫でもいたら
『おじいちゃん、おばあちゃん
いつまでも長生きしてね』と
いってくれるのだろうけど🍀
カーラジオから流れる
吉田山田の『日々』
多分一人でいたら
涙が溢れてくるのだろう
隣にいる認知症の母
父の状態をどこまでわかっているのか
父のいない生活がどんなものなのか
想像もつかず
『早く帰って来たら
お酒いっぱい飲ませてあげる』と
父を励ましていた母
母に寄り添うように
私が父にもう少し
優しくできればいいのだけれど
『誰のお陰で生活できてると思ってる?』
と言い、自分では何一つしようとしない
昭和の頑固親父
私には、今以上の言葉はかけられない
私にできることは
認知症の母が
楽しく生活できるようにサポートすること
本当なら毎日でも
父のところに行って
声をかけたらいいのはわかっているけど
何とか父が再び
生きる希望をもってくれるよう
願うしかない
『笑門来福』
辛いときこそ笑おう🎵