私が興味深そうに見つめていると、乗るかい? と日に焼けた笑顔で声をかけてくれた。
私も笑顔で応えると、自分の背の高さもある馬の背に乗せてくれた。
日本では、1回、観光地で5分ほど乗った事があったので、乗馬は2回目になる。
簡単な乗馬方法を教えてくれ、男性と一緒に歩く。
日差しは強いが、森の小道を馬の背に揺られていると、なんともすがすがしい。
やまみちの下り坂はちょっと怖かったが、馬にとっても同じなんだろう。
木の枝やつるををくぐり抜け、牛や山羊たちと出会い、
しばらく歩くと、椰子の木がいっぱいある所でひと休み。
ココナッツジュース飲むか? と言って、椰子の木になっている実を長い棒を使ってうまく落とした。
ナタで何度か切り落として、飲み口を開けてくれ、差し出してくれた。
そのまま、口を付けて、一気とはいかないが、飲み干した。
少し甘いが、自然のおいしさなので、全部飲めた。当然おなかはいっぱいになった。
飲み干した後、ナタで二つに割り、切り落とした皮を薄くして、スプーンを作ってくれた。
中の白い果肉もとってもおいしいので、削り取りながら、食べました。
大好きな自然の中に居れて、今日はとても幸せな日です。
空気も水もフルーツもおいしい。人もやさしい。小鳥も動物もそばにいる。
都会での何でもそろっている幸せと、文明らしき物はほとんど無い自然の中にいる幸せと、
どちらを選ぶかと聞かれれば、経済を考えなくて良ければ、私は間違いなく自然を選ぶ。

