まつこは人生にとても不器用だった。

愛を知らなかったから、
わずかな愛にすがるように生きていた。

そして、芯があるように見えて、
本当は全くなかった。

だから、生きる目標を常に見失ってしまった。

彼女が存在していたことを
記憶に留めてくれる人がいたことが、
救いである。