リカ「それじゃあ行ってくるわ!10日間ちび達お願いね!」
さくら「うん!気をつけてね!フィンランドのお土産楽しみにしてる☆」
リカ「さくらの言うことちゃんと聞いてよ!留守番よろしくね!」
ミキ「うん!サンタさんに会ったら『ミキはおりこうさんです』って言ってね!」
リカ「りょう~かい!!」
リカ「マキこの家にきたばっかりなのに留守にしてごめんね。。お土産買って来るから!」
マキ「別に。。いらないもん。。リカおねえちゃんも帰ってこなくていいよ」
ミキ「いってらっしゃい。。サンタさんにくれぐれもよろしく言ってね!!」
リカ「あはははっ!わかったって!!ちゃんと言っとく!」
さくら「マキちゃんお見送りしなくていいの?おねえちゃん行っちゃうよ」
さくら「マキちゃんどうしてあんなにリカの事嫌うの?」
ミキ「さぁね!あの事まだ根に持ってんじゃない?」
さくら「あのこと?」
ミキ「保育園の時、リカお仕事はじめたばっかりで忙しくて、お迎えすっかり忘れちゃってね。。夜の20時までお迎え来なくて、それからなんだよね。。ミキは大人だからそんなことで怒らないもんね~」
さくら「そっか。。。あっ手洗って来て☆おやつにしよう」
さくら「ねぇ!幸せの種って知ってる?」
ミキ「幸せのたね?」
さくら「そう!幸せの種!!」
さくら「赤ちゃんって手を握ったまま生まれてくるのね!その手の中には目には見えないけど、神様から幸せの種をもらってそれを握ってるからなの。。。。」
「その種は人に優しくしたり、親切にしたりするとどんどん増えるんだよ」
「そしてその種をたくさん持ってる人はおばあちゃんになって死ぬ時に『あ~幸せな人生だったな」ってとっても満たされた気持ちで安らかに最後を迎えられるんだって。。そして天国に行けるの。。。」
「でもね。意地悪いったり、人を傷つけるような事を言ったり、したり、悪い事をするとその種はどんどんなくなっていくの。。」
「そして、最後の時に種を持ってない人は「あぁ~不幸な人生だったな。。」って苦しんで悲しんで死んでしまうんだって。。。」
さくら「マキちゃんがリカの事許せないのかもしれないけど、リカはちゃんと謝ったよね?」
さくら「人はね失敗をたっくさんして成長するの。。その失敗を許せる人はきっと人に優しくできる人だから幸せの種もたくさん持ってるはず」
さくら「マキちゃんはとっても優しい子だからリカの事ちゃんと許せる日がくるよ!リカはまだ小学生だった時からモデルのお仕事をして色々な事我慢して、それでもがんばってるよね」
さくら「今のマキちゃんならあのときリカがした事理解できるとおもうな。。帰って来たら『おかえり』って言ってあげられたら素敵だね」
マキ「。。。。うん」
ミキ「手が小さくて幸せの種たくさんこぼしちゃったかもしれないなぁ。。。サンタさんにはグローブお願いした方がいいかも。。。」
あとがき
これはある人がツイッターでつぶやいてた事を元に私なりの解釈で作ってみました。
その人はちょっとビジュアル的に。。。なんだけど、すっごくいい事言ってて、さすが作家さんだなぁって思いましたよ!
この話をちび子にもしました。
手のひらをジッと見つめる娘は何を思ったのかなぁ。。。
人に優しくするきっかけになればいいな、人に意地悪をしない、そう思える力になるといいなと思う訳です。。。
自分が幸せになるためにって下心かもしれないけど、そう思う事で人を幸せにするのは私はいい事だと思うから。。。
自分のした事は自分に返って来る。。いい事も悪い事も。。。
たとえその優しさが偽善だったとしても、『しない』より『する』事の大切さをわかってもらえたら親としてはいいかなって思います。
そして私自身も「いい人生だったな」って思えるよう自分が出来る親切はどんどんして行きたいと思います。
って私らしくなくちょっとまじめなお話でした!