ミステリー物として話はけっこう楽しめたけど、時代設定に無理あるというか、いろいろとツッコミどころは満載だった気が?!(笑)

 

 

 

1話はというと、由利のもとに殺人をほのめかす挑戦状が届き、指定場所で肩を刺された女性を発見、その後女性の養父が殺され弟が失踪するも、女性による家族への復讐だったことが判明したというお話。

 

 

 

このドラマ、犯人が誰なのかを推理させる目的のドラマではないっぽいね?!

犯人に狙われたけど死ななかった人って、実は犯人だったオチが定番だから、前半で瑠璃子(新川優愛)が刺されて無事だった時点で、ほぼ犯人確定だったし(笑)

 

ただ、動機が不明だし、今後何をしでかそうとしてるかも不明だったことから、続きが気になるハラハラ感はけっこうあったかと。

今後もずっと続きそうだけど、殺害方法や事件の背景に隠された事実が不気味だった。

 

 

 

今回のサブタイトルは、花髑髏。

サブタイトルからして不気味さ醸し出しまくってるし!(笑)

 

まずは挑戦状の指定場所にて、瑠璃子が刺された状態で発見。

その後、瑠璃子の自宅で養父・瑛造が遺体で発見され、兄・瑛一は失踪、湯浅により過去の研究の闇が明らかになり、弟・魁太も殺された疑惑浮上。

 

この一家、人が死にすぎ!殺されそうになりすぎ!

しかも兄・瑛一は実子だけど、瑠璃子も魁太養子であることから、なんだか複雑そうな家庭事情も判明。

 

 

 

過去の研究の闇も相当で、実態実験で一人の人間殺しちゃったというもの。

暴力衝動抑制の研究をしていた矢先に、凶悪犯が運ばれてきたため実行した結果、頭おかしくなって自殺しちゃったんだって。

 

凶悪犯相手だったとしても、勝手に人体実験はまずいよね。

しかも失敗を隠ぺいし、懲りずに魁太にたいして、育ててやってるんだから協力して当然と実権を強要。隠し部屋で手足縛って実験台にしてたわけ。

 

その殺された凶悪犯こそが、瑠璃子の本当の父だった。

そして、魁太は瑛造が瑠璃子に産ませた子だった。

 

というわけで、瑠璃子は瑛造に襲われ魁太を産むにいたり、自分の父が瑛造と湯浅により殺されたと知り、頼りにしてた兄からも妹としてみてもらえず、魁太を守るため復讐をするため、関係者みんなを殺そうとしたという話だった。

 

 

 

とにかくいろんなことが、時代錯誤すぎて違和感たっぷり!

原作が古いようで、時代設定は戦前の昭和らしく、そう聞くとこの時代錯誤な設定と話の展開にもちょっと納得だけどね(笑)

 

まず、瑠璃子のとことん不幸な境遇というの自体が、令和の時代にありえなさすぎ!

昭和初期なら、家庭という閉鎖空間で何があってもおかしくないだろうけど、平成や令和の時代にそんなのないし、少なくとも大人になったら家出て逃げてるはず。

 

帰る場所がない人間は逃げ出せないものだ、なんてセリフがあったけど、それまた令和の時代にありえないわー。

 

だいたい、瑠璃子が生んだ子供を、遠縁から引き取った子供というていにして、自宅で育てるということ自体、今の時代にそんな偽装工作できる?って感じだし。

 

警察は目についた人を任意同行して犯人に仕立て上げるからねーというのも、今は警察がそこまでひどいってことはないでしょ、という感じだったし・・・(笑)

 

 

 

由利と俊助のコンビが、なかなかハイレベルだった!

この手のドラマって、本人は優秀で助手はポンコツなのが定番な気が?!

俊助はそこそこ優秀な助手みたいなんだよね。

 

その結果、2人でポンポンやりとりして推理が進み、今の何?どういうこと?と思っているあいだに、もう次の場面に進んでしまっていた・・・。

ポンコツ助手に説明するくだりが、視聴者にとって必要な時もあるのに・・・!

 

 

 

次回はというと、とあるホステスが殺人の幻覚を見てしまい、その後、実際に遺体が発見されるというお話。

なんだかまた不気味そうな事件のヨカン。

 

 

 

☆キャスト☆

由利麟太郎:吉川晃司

三津木俊助:志尊淳

等々力警部:田辺誠一

波田聡美:どんぐり

山岸克平:木本武宏