死役所 10話(最終話) 感想

原作がまだ完結せず連載中らしい!

その影響なのか、終わりはあまりスッキリせずだけど、もともとすっきり爽快が目的なドラマでもなかったから、これでよかったんじゃないかなーと思えた。

 

最終回はというと、シ村の過去について、娘・美幸が絵の具しか食べない偏食になったことをきっかけに、妻・幸子(安達祐実)は加護の会に入信、美幸は何者かに殺されるも偏食が原因でシ村が虐待し殺したとされ冤罪になったことが判明、イシ間は申請書を書き、女の子とともに成仏の間に向かい、シ村らみんなで見送ったというお話。

 

 

 

シ村の過去がある程度判明!

絵の具しか食べない偏食って、そんな偏食あるのかね?!

とにかく、娘・美幸が絵の具以外食べなくなったことが全ての発端だった。

 

病院に連れていくも、このままだと死ぬだろうとしか言われず・・・。

おいおい医者ならもっと何かないわけ?!

その結果、幸子は自分を責めてノイローゼになり、加護の会に入信。

 

前回の様子から、加護の会の手口はある程度みえていたからわかるけど、一度入信すると、家族が連れ戻そうとしても頑なに拒否して、絶対に返さないことはわかってたから驚きはしなかったけど、幸子も同じだったみたい。

 

シ村が加護の会で抗議して自宅に戻ると・・・美幸の変わり果てた姿があったわけ。

庭でお腹が血だらけで倒れてたけど、具体的にどういう殺され方だったのか、詳細まではわからなかった。

 

通り魔的な偶然の事件なのか、加護の会によるものなのか、はたまた幸子だったりするのか、真犯人は不明。

 

シ村が冤罪で犯人にさせられちゃったからね。

おそらく、美幸の胃の中から絵の具が出てきたから、虐待で絵の具を無理やり食べさせたうえで殺したってことにされちゃったみたい。

 

絵の具の偏食の診断をした医者はいずこへ?って感じなんだけど。

その医者に話聞きに行けば、絵の具はもとからで虐待ではないということが簡単に証明できたと思うんだけど?!

 

やっぱシ村がシ役所で働くのは、幸子に会うためなのかな?

イシ間がいうには、冤罪なのにシ役所で働いてるのはシ村だけらしく、つまり冤罪だと天国に行って生まれ変われるから普通ならさっさと成仏するってことかと。

 

 

 

イシ間が成仏されるときが近づいてきた!

最後の最後にイシ間は、死刑囚がシ役所で働く意味について、ひとつの答えを出したみたい。1人じゃ向き合い切れないものに向き合うためじゃないか、だって。

 

確かに、これまでドラマ内で過去が語られた、ハヤシやイシ間の話を考えると、そうなのかもしれないなと思った。

 

ハヤシに至っては、自分が起こした事件に向き合えてるかどうかも不明だし、イシ間も、同じことがおこったら同じように殺すと言い切っていたし、シ役所で働いて色々な人の人生や死と向き合うことで、何か考えさせようってことなのかもしれないね。

 

イシ間と女の子のお見送りの場面、ちょっと泣けたな。

ぶっきらぼうながらも、ニシ川もちゃんと見送りに来たりしたからね。誰も世話する人いないからと口では言ってたけど、イシ間が世話してた花を渡してくれたりしてさ。

 

イシ間もみんなに一言ずつ、お別れの言葉を伝えたりしたしね。

ハヤシがイシ間に言った、生きてるうちに会いたかった、いつか一緒に酒が飲みたいという言葉もなんだか感動的だった。

 

 

 

イシ間たちが去ったあと、花瓶の後ろに花の絵が飾られてたのがまたよかった。

イシ間が世話してた花は咲かなかったけど、女の子が描いた絵のおかげで、イシ間の願いが叶ったかのような気持ちになった。

 

そして最後の最後まで、ニシ川の過去は語られず・・・(笑)

シ村の幸子がどうなったのか?問題もあることだから、きっといつか続編でもやってくれて、そこで決着つけてくれることを祈るばかり!

 

 

 

☆キャスト☆

シ村:松岡昌宏

三樹ミチル:黒島結菜

ハヤシ:清原翔

ニシ川:松本まりか

イシ間:でんでん

シン宮:余貴美子