相変わらずの渋さだけど、相変わらずの感動話で、最終回にふさわしい内容だった・・・!

山之内信吾(窪田正孝)による連続通り魔事件は、実は夏目娘の事件にも関わってる疑いが浮上した矢先、まさかの信吾が夏目娘の病室に立てこもり。

夏目は説得を試みる!
殺した大学生は、震災で親戚とか亡くしながらもボランティア続けながら勉強も頑張っている学生で、お金持ち風の主婦は、不妊治療のすえやっと授かった子供を流産したばかりだったりだった、みんな苦しみや傷を抱えながら必死に生きてるんだ、何も見えてないのは信吾のほうだって。

それでも信吾は簡単に応じないんだけど、夏目が娘の復讐を自分にしてこないどころか、娘を傷つけた犯人だとわかってても「君の未来を信じる。」とまで言う夏目に、完敗。
ちょうど刑事たちがかけつけて確保され、逮捕!

ビックリだったのは、3人目の被害者と思われていた横山ちはる(松田沙紀)は、実は子育て苦の末の自殺だったってこと。
信吾は、ちはると職場が一緒だったときがあって、母一人子一人の2人のことを気にかけていて、ちはるの自殺を止めようとするも失敗したため、せめて子供に自分と同じ思いをさせたくないと考えて、自分が殺したように見せかける偽装をしてたんだって。

つまりのところ、信吾にとっては、秋彦に父親殺されたことよりも、母親に自殺されたことによる自分を責める気持ちが一番強かったというか、つらかったってことでしょーね。

そして秋彦は、妻の親友が自殺したことで自分の考えの甘さに気付き、捜査にも協力したし、ちはるの息子を自分の子として育てる決意をしたとさ。
身勝手なこと言ったり、償いがわからないとか言ってたけど、よかったよかったー。

そして、夏目娘の事件と信吾は無関係だった・・・!
日雇い系で一緒に仕事した誰かから盗んだバッグの中に、偶然万華鏡が入ってただけだったんだって。
事件の捜査はふりだしに戻った風ですな。

夏目娘がしゃべったんだよね~。「がんばれ」って。
しかも首を動かしたりしてて、本当に今にも目を覚ましそう。
現実的に考えると、10年眠ってて目が覚めたら、知識も常識もなくて大変じゃあないかと思っちゃうけど、そこはドラマだから考えちゃダメか。

にしても、夏目娘の事件やらが解決していない以上、続編かスペシャルがあっておかしくない感じ。







☆キャスト☆
夏目 信人・・・椎名 桔平
菊池 大雅・・・要 潤
安達 涼子・・・小野 ゆり子
夏目 美奈代・・・吉田 羊
夏目 絵美・・・山田 杏奈
瀬戸 公平・・・中林 大樹
西 晴彦・・・吉家 章人
草野 楓・・・藤本 泉
田辺 久美子・・・板谷 由夏
長峰 亘・・・北村 有起哉
福森 誠一・・・松重 豊