キャスト
小平丈太郎(生田斗真)
二階堂かほり(真木よう子)
藤井順一(桐谷健太)
森下彩花(香椎由宇)
松本弘樹(柄本佑)
今井春菜(木村文乃)
島田さより(国仲涼子)
日下哲也(松重豊)







感想

ちょっと暗いようなしんみりしたような内容だけど、意外とこれは見続けちゃうかも。
行き場を失くした主人公が、四万十で成長していくドラマのようである☆
地味だけどよい感じのドラマかも!



丈太郎は、大学卒業するも就職活動に失敗し、派遣として仕事を続けるも派遣の契約を切られ、長年付き合った彼女にも愛想つかされ、久しぶりに実家を訪ねるも居場所がないという状況。
ちょっと自業自得なところもあるけど、これはヒサンだ・・・。

そんな時に四万十市が「地域おこし協力隊」として臨時市役所職員を募集している事を知る。
最初は四国かぁと難色示すも、固定給で3年雇用される事が保証されてるし、そもそも仕事をえらべる立場でもないことから、四万十市に行くことを決意。

住む家も手配されていて、営業用の車も用意されていて、仕事内容は高齢者のサポート、何不自由ない四万十市での生活が始まる。
が、ご近所のおばあちゃん・大村郁子(倍賞美津子)が急死したことで、丈太郎は大きなショックを受けることになる。

大村は朝も夜もご飯作ってくれて一緒に食べようと誘ってくれて、丈太郎はありがたいと思いながらもだんだん疲れてきちゃったんだよね。
いったん東京の軽薄な人間関係に慣れてしまったら、こういう密接なご近所づきあいってのはキツイものがあるかもしれないね・・・。

初めて一緒に夕飯食べるのを断った日に、大村は倒れて病院に運ばれるも急死してしまったので、責任を感じちゃったわけ。
「地域おこし協力隊」の隊長・順一は東京に帰っちゃうかも?!って心配してるみたいだけど、まぁ大丈夫でしょうね。
ってかこれで帰っちゃったら、ドラマ終わるし(笑)



偶然にも丈太郎が四万十市にやってきたのと同じ日に、四万十市に帰郷する形になったのが、かほり。
東京で医学部に通って医者とならずに研究者として仕事をしていたんだけど、上司から研究を諦めて医者の道に進めと言われ、人手が足らない「四万十中央市民病院」の内科医となる。

かほりは研究者として進んで行きたかったから、ものすごく不本意な異動なわけで、しかも田舎の人間関係の面倒臭さが嫌いみたいで、ツンケンしてて職場の人とは険悪なムード。

しかも、看護師・森下彩花とはかなりバトってるレベル。
骨折や縫わなきゃいけないほどのケガの患者を、かほりは外科に回そうとするんだけど、彩花は内科で受けるべきだと譲らない。
かほりは「看護師の森下さんの指示に従いたくありません」なんて言い返してしまい、さらに険悪な雰囲気になっちゃう。

丈太郎が連れてきた大村を診ることになり、必死に蘇生するも助けることができずで・・・。
彩花に生意気言ってすみませんって謝るわけ。
帰ってきた答えは、人間死ぬ時は死ぬんだから、と温かくはないけど冷たくもないような微妙な答えだったけど、これ以上関係が悪化するのは避けれそうかな?!って感じ。



群像劇ドラマなだけあって、他にも続々と登場人物がいるわけで・・・。

まずは藤井順一。
実家の金物屋を手伝え的な圧力を父親にかけられつつも、ボランティアで「地域おこし協力隊」の体調をしている、いかにも人がよさそうな青年。
丈太郎のことを近くで励まし続けてくれそうで、心強い存在。
修学旅行以外で高知を出たことがないらしく、ストイックに高知を愛している人物かと(笑)

かほりと一緒に働いている、看護師の彩花。
看護師としてかなり優秀みたいだけど、なんだか暗いし影がある感じだし、何かあるなーあれは。
どうやらかほりの学生時代の元彼・松本弘樹と一緒に住んでるみたい。

その松本弘樹はというと、かほりや彩花と同じ病院でリハビリのアシスタントとして働いている。
高校時代は県大会で優勝争いをしたエースで、そっから転落人生を歩み、たぶん相当ひねた性格の人物と思われる。

丈太郎の家を用意した不動産屋の今井春菜。
父親は市議会議員で、地元の有力家のお嬢さんってなわけ。
なんだか丈太郎に興味を示していて、自分の人生設計を考える上で関係があるっぽいような雰囲気。
誰かからの電話に出ずに、避ける雰囲気をしていたのが、何なのか気になるところ・・・。

かほりの姉・島田さより。
旦那は地元の銀行に勤めていて、子供が2人いて、パートしながら主婦やってる感じ。
一見幸せそうにみえるんだけど、なんだかかほりにコンプレックスを感じてるような雰囲気あるし、悩みを抱えていそうな感じ。

順一はよくわからないけど、他のみんなはそれぞれ悩みを抱えていそうな感じですな☆



田舎の噂はあっという間に広がる、的な話があったけど、根も葉もない話にどんどん発展していく様が面白かったなぁ。

傷とか縫った事あるの?と患者さんに聞かれ、かほりが「豚ならあります」って一言答えたのがあっという間に病室に広まっちゃうわけ。
とある病室にて「豚縫ったんでしょ!」
次の病室では「イノシシ縫ったんでしょ!」
さらに次では「イノシシと格闘したんでしょ!」
ってオイオイ、イノシシと格闘する人間って強すぎですから!(笑)

オープニングの曲をキャストのみんなが歌ってて、なんだか斬新でよかった。
けっこうみんな歌うまいね(笑)
公式HPによると、「CD化の予定はありません」だって(笑)