過去記事
キャスト
南方仁(大沢たかお):現代から幕末にタイムスリップしてしまった脳外科医。
橘咲(綾瀬はるか):仁のもとで看護婦として仕事を手伝う。
野風(中谷美紀):吉原の最上級位の花魁だったが、現在は横浜で手習いの塾を構えている。
友永未来(中谷美紀):仁のかつての婚約者。仁の執刀した手術でこん睡状態に。
坂本龍馬(内野聖陽):土佐出身の脱藩浪人。仁の唯一無二の友。
橘恭太郎(小出恵介):仁によって命を救われた若き侍。橘家の長男で咲の兄。
橘栄(麻生祐未):咲と恭太郎の母。咲の結納が破談になった後、体調を崩す。
佐分利祐輔(桐谷健太):仁の片腕として苦しむ町の人々を救い続ける若き医師。
福田玄孝(佐藤二朗):仁へ弟子入り。「仁友堂」の一員として欠かせない存在。
濱口儀兵衛(石丸謙二郎):醤油工場を経営する実業家。仁を金銭面等でバックアップ。
西郷隆盛(藤本隆宏):下級武士の子として生まれるが、政策案などで名を挙げ才能を開花。
勝海舟(小日向文世):坂本龍馬・橘恭太郎の師。佐久間象山の義兄。
佐久間象山(市村正親):勝海舟の義弟。砲術・兵学に精通している藩士。
東修介(佐藤隆太):長州藩出身の武士。龍馬の護衛。
近藤勇(宮沢和史):尊王志士たちに恐れられている『新選組』の局長。
茜(橋本真実):大吉屋の看板娘。
喜市(伊澤柾):母・タエの命を救ってもらって以来、仁と交流がある。
皇女和宮(黒川智花):孝明天皇の妹で、14代将軍・徳川家茂に嫁ぐ。
澤村田之助(吉沢悠):江戸で人気を博す、美貌の女形(歌舞伎役者)。
松本良順(奥田達士):西洋医学所頭取助。仁に協力。奥医師になることをすすめる。
多紀玄琰(相島一之):幕府の奥医師。仁を危険視。
5話 ストーリー
仁はお初の手術中に体が消えてしまい、しばらくたった後に戻ってこれるが、お初は亡くなってしまう。
体が消えている間に見た映像は、お初が生きてしまうと仁の祖先に嫁いでしまい、今の仁が生まれなくなってしまう事を意味していた。
仁は結局自分は誰も助ける事ができていないのかもしれないと感じ始めていた。
治療で命を救ったとしてもそれは一時的なもので、「歴史の修正力」により結局別の原因で亡くなってしまうのではないかと考えていた。
寺田屋事件が起きたことから龍馬の死が近いと感じるが、例え龍馬を治療して助ける事ができたとしても、やはり別の原因で亡くなってしまうのではないか。
どうして江戸に自分が送られてきたのか、悩む。
田之助の依頼で坂東吉十郎(吹越満)という役者の診察を行う。
舞台で使うおしろいが原因で鉛中毒になり、手足が壊死しかけていて寝たきり状態だった。
鉛を身体の外に出す薬はないため、手足を切って延命するしかないと仁は考えるが、田之助はどうしても最後に舞台に立たせてあげたいと訴える。
「無理一つ通せないで、どこが医者なのか!」
田之助の言葉で決心した仁は、吉十郎とその息子・与吉(大八木凱斗)を仁友堂に連れて帰り、治療を開始する。
福田に解毒作用のある生薬を用意させ、ねずみを使って鉛を出す効果があるか調べることにするが、全ての生薬で効果がなかった。
これで全てだと答える福田に、他に効果のある生薬はないのかと声を荒げてしまう。
仁はただの延命に終わらないような完璧な治療をしたいと、歴史の修正力に負けないように必死になっていたのだ。
咲に人は必ず死ぬのだから、どんな治療も延命にすぎないのではないかと言われ、仁ははっとする。
与吉が吉十郎が復帰後立つ予定になっている舞台の台本を隠してしまった事から、吉十郎は与吉を殴ってしまう。
子供を殴らせるために治療してるのではないと佐分利祐輔に言われた事で、吉十郎は与吉を連れて帰っていった。
実は、吉十郎と与吉の間には確執があったのだ。
吉十郎が芸にのめりこみすぎた結果、与吉と母は家を出てしまったが、母が他の男性のところに行ってしまったので、与吉はやむなく吉十郎のところに戻ってきていた。
その時吉十郎はすでに体調が悪くなっていたため、与吉に芸を教えようとしたが、芸のせいで捨てられた過去があるため与吉は芸を覚えようとしなかったのだ
その後、仁は吉十郎を訪ねて行くが、やはり舞台に立てるほどには回復できていなかった。
田之助から、どうしても吉十郎が舞台に立ちたいのは、与吉に残せるのは芸だけだから舞台に立ってる姿を見せたいからだと聞かされる。
「命の値打ちは長さだけなのかい?」
その話を聞いた仁は、歴史の修正力に逆らいたいという自分の気持ちばかり考えていて、患者が見えていなかったことに気付く。
福田は新しい生薬を独自に作り、仁や佐分利祐輔は必死に治療を続け、ついに舞台の当日になる。
舞台に向かう寸前に吉十郎は立てなくなり、このままでは仲間に迷惑をかけると感じた吉十郎は舞台に立つ事を諦め、わざたおもがき苦しむ演技をして身を引く。
別室で横になっている吉十郎に、仁は独自に作った補強道具を着け、なんとか立たせる。
吉十郎は与吉に見せるため、舞台で演じるはずだった芝居を演じ続ける。
与吉は泣きながら、「大和屋!日本一!」と叫んだ。
仁は、吉十郎が与吉の前で演じられた事には長さで語れない命の意味があると感じていた。
その後、吉十郎は亡くなり、与吉は父の後を継ぐため田之助に弟子入りを志願する。
ついにペニシリンの粉末化に成功する。
咲が間違ってペニシリンにアルコールを入れてしまい、偶然ペニシリンが結晶化したのだ。
龍馬から亀山社中でペニシリンを扱いたいと連絡が入る。
命を狙われつつある龍馬と関わるのは仁友堂を危険にさらすのではと心配するが、ペニシリンを広める事が仁友堂の使命だと咲に言われ、仁は龍馬に会いに行く決心をする。
~次週に続く~
5話 感想
今回は仁が「歴史の修正力」に抗おうとするばかりに周りが見えなくなって突っ走ったり、何のために江戸に来たか悩んでしまう回だった。
咲の「人は必ず死ぬのだから、すべての治療は延命にすぎない」、田之助の「命の値打ちは長さだけなのかい?」という言葉により、自分のできる事をやり続けていこうとあらためて思えるようになったとさ☆
なんだか、仁って咲に頼ってばっかで情けない!って思っちゃうことばっかだよ。
悩んでる時にアドバイスもらってたり、龍馬に会いに行くのを後押ししてもらったり・・・。
まぁそれが仁先生らしいって事なのかもね。
次週は龍馬に会いに行くみたい。
7話か8話あたりで龍馬暗殺されちゃうのかなぁ。仁は助けられるのだろうか?!
あと、やっぱ現代で仁が働いてた病院に運ばれてきた謎の患者って、坂本龍馬なのだろーか?!
その謎の患者に呼ばれる形で、仁は江戸に来ちゃったんだよね?!
前シリーズを見てないから、詳しいことがサッパリわからない(笑)