関西食いしん坊夫婦のグルメ&育児日記

読んでみたいと思い、あちこちの本屋さんを探したけどなくって、

そしたらなんと図書館に置いてました。新刊なのにね。
こりゃラッキ~!!

大阪のフレンチレストラン「Hajime」のオーナーシェフである、米田肇氏のお話です。

レストランの開業から1年5カ月の2009年、ミシュラン史上最短記録で三つ星を獲得。


シンプルな黒の背表紙はきっと彼のスペシャリテのフォワグラがのるお皿のイメージなのかと。
タイトルの横に縦に並ぶのは等分に割った胡椒です。
しかもコレ、本物ぽい。




まだ拾い読みしかしてないのですが
なんというか・・・壮絶です。寒気が走りました。もちろん悪い意味でなくですよ。
文も物語のようで淡々と、ですが引きこまれます。

個人的にはハジメさんには伺ったことがありません。
私にはまだ早い気がして。

実は今年のミシュランでは星を一つ落として二つ星に降格されました。
だけどそんなことは全く関係ありませんね。

私は作り手と食べ手は常にフィフティーフィフティーだと思っています。
だからこそ、食べ手もきちんとこたえていかないといけないと思うんです。
料理の向うにあるのは結局「人」ですから。

食事にもいろいろあります。
胃袋を満たすもの、食欲を満たすもの、エネルギーを得るためのもの、
ハジメさんの料理は美味しいは飛び越えて、おそらく脳で食べる料理なんでしょうね。


おおよそ、一般ピーポーが気軽に行けるお店ではありませんが
その時が来たら、ぜひとも伺ってとっぷりハジメワールドに浸かってみたいですね。

それにしても本の中でいくつか米田氏が鉛筆で描いた料理の絵があるのですが
これが素晴らしく上手い!
冒頭の美しすぎるお料理の写真も必見です。