歴史的には大変有名な豊臣秀吉。
農民から天下人にまでのし上がった、成り上がりぶりは有名なおはなし。

一方で、たくさんの妾を囲い、一説には大阪城には全国から集められた300人もの女性がいたとか・・


そんな秀吉が実は 6本指だった!?

まずは、下の有名な『秀吉の写真』を良く見てね

$怪人一面相のブログ

インターネットの掲示板で『秀吉は6本指だった』という記述を見つけました。

2007年ごろにある週刊誌で記載されていたのが情報源だとの事

最初は半信半疑でしたが、調べていくうちに、だんだんとこれは事実では??と、思える内容が多々出てまいりました。みなさんも、一緒に検証してみてください。

■ 疑惑の根拠 ■

★ルイス・フロイスの「日本史」豊臣秀吉編 (中公文庫第4巻)203頁より、

「彼は身長が低く、また醜悪な容貌の持主で、片手には六本の指があった
眼がとび出ており、支那人のように鬚が少なかった。男児にも女児にも恵まれず、
抜け目なき策略家であった、、、」

前田利家の談話集である「国祖遺言」では

「、、、上様ほとの御人成か御若キ時六ツゆひを御きりすて候ハん事にて
候ヲ左なく事ニ候信長公大こう様ヲ異名に六ツめかなと、、、」

意味・・・「上様ほどのお人なら、若いときに6本目の指をお切りなれば
よかったのに、そうされないので信長公は「六ツめ」と異名されていた」
これよりも上文に「右之手」とあるので、秀吉は右手の指が6本だったと、思われます

★現存する、日本の肖像画では右手が隠されている。また、描かれていない。
 海外のものでは、指が6本描かれているそうです。← 探しましたが見つかりませんでした


以上が疑惑の根拠になります。

■ 検証 ■

★6本指というのは遺伝学で「多指症」というそうです。アフリカやヨーロッパに例が多いそうですが
アジアでもフィリピンなどは比較的多いといえます。日本人では1000人に1人くらいの割合で、生まれてくるとの事です。
ただ、現代でも戦国時代においても多指症は幼い頃に切断して5本指とするのが一般的だとの事。

★秀吉の場合は、生まれは武士ではありませんので、当時、多指症の指を切り落とすのはある程度の身分からだったと思われ、前田利家が「御若キ時六ツゆひを御きりすて候ハん事」(訳「自分の意志で切らなかった」)と言っている事から、母親が意図的に残したのか、農民にはそういう慣習がなかったかということだと思われます

農民出身の秀吉には、6本指など問題はなかったのでしょうが、武士になったことで、珍しい存在になってしまった、前田利家も「武士になった時に切っておけばよかったのに」という意味かも知れません。

★ルイスフロイトの記述ですが、かなり容姿に関してボロクソです。が、こんなところでウソを言っても仕方がないので、かなり真実味があります。
ですが、この中で、さらに「豊臣秀吉は片方の目に瞳がふたつあり真ん中で重なっている」とも、
書かれている。これは、重瞳(ちょうどう)といい、一つの眼玉に、瞳が二つある眼のこと。
とくに、中国の貴人の身体的特徴として現れることが多い。 たとえば、伝説上の聖王である舜は重瞳だったという。また、資治通鑑などの史書によれば、項羽も重瞳だったという。

明らかな異相であるが、王の権威付けのためか、特に古代中国の王には重瞳にかぎらず、常人とは異なった身体的特徴をしていることが多い。たとえば、文王は四乳といって乳首が四つあったというし、禹は三漏といって耳の穴が三つあったという伝承が残っている。

日本においても重瞳は貴人の相と考えられ、豊臣秀吉、平清盛などが重瞳だったという伝承がある。もっとも、これについての信憑性はきわめて薄く、まともに論じられることはめったにない。余談でした

★前田利家と豊臣秀吉の関係

武士を心ざした、秀吉が、利家と若いころから、親友であったのは有名な話。

前田利家の「国祖遺言」に書かれていることから、かなり信憑性は高いと思われる。

以上のことから、秀吉は「多指症」であったと思われる。


■ 秀吉にまつわる他の不思議 ■

初めて西洋の女性用下着を手にしたのは豊臣秀吉。ポルトガル人の献上品に入っていたものだが、残念ながら、その後の使途・行方は不明。

秀吉が6本指であるという記録を残した前田利家ですが、彼は彼で片目だったという説があります。

他に「多指症」であった、であろうと思われる人物には、野口英雄やナポレオンがおり、

時計などで使われている12進法は、人が6本指だったころの名残りだとか、6本指の宇宙人に教えて貰ったとか、色々な不思議があります。

「多指症」であった秀吉は、その逆境をバネに「天下統一」という大事業を成し終えたのだとだとしたら、
すばらしいことだと思います。

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上記以外にもたくさんの、資料、HPなど参考にさせていただきました。ありがとうございました。