マッスルボマーの巻。 | 吉田みるくのB級乳液ぺったぺた★

マッスルボマーの巻。

どうもです。サボってました。吉田ですけども。


つーか、1人で濃ゆいゲーム攻略するのなんか正直苦行に近いモノがありますので今回は団長、池浦さだ夢と一緒にプレイアニマルしました。


今回のナニはコチラ!!











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カプコン様の名作、好きな人は好きなくさやみたいなヤツ。


「マッスルボマー」!!


いわゆるプロレスゲームですな。キャラデザインは天才、原哲夫先生。大体こういうゲームって正義の味方ヅラしたキャラが数人いたりするのが通例のようなきがしますがそこはご愛嬌。全キャラ悪人ヅラのリアルファイトゲームにございます。なんかそれなりの数のキャラがいます。


主役のストロングスタイルのロシア人レスラーとか、主人公のライバル的な存在のアメリカ人(ケンカっぱやいのが玉にキズ☆)とか、某メトロシティの筋肉市長とか、デブ(ヒール)とかめっちゃ臭そうな北京原人みたいなヤツとか通称「アカプルコの殺人蜂」の覆面レスラーとか歌舞伎者とかもうなんかもうなんか。…原先生よ。危なっかしいぜ。まぁ余談ですけど多分このキャラデザとかしてたときって原先生「影武者徳川家康」連載してたぐらいかしら?


…そんなことはどうでもいい。あ!こっからは「魁!男塾」ぐらい女っ気がないので気をつけてください。




とりあえず団長と協力2Pプレイ。あっ、テメーまた俺らがさぶ関係だと思ったべ?そっちのプレイじゃねーからな!「マッスルボマー」だかんな!


…まぁいい。まずはキャラ選択。







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朴は主役のロシア人レスラー「アレクセイ・ザラゾフ」

団長はアカプルコの殺人蜂「エル・スティンガー」


…やっぱさ、露骨に悪人面のヤツとかあきらかパワーファイター系のキャラって敬遠しちゃうよね。ちなみにこのスティンガーさん、身長168cmしかないんだって。団長言ってたよ?「山椒は小粒でぴりりと辛い。」ってね。そんなピリ辛なファイトを見せるために、いざ!出陣!!






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うっほう☆スティンガーさん超ゴージャス!それにくらべてザラゾフくんのモサいピンクのジャケットよ。このタッグ、めっちゃ控え室でしゃべらなさそう。「…行く?」「…うん。」ぐらいしか会話無さそう。


試合の形式は2対2のタッグマッチ。が、4人全員がリング上出ずっぱなので一瞬で勝負が決まる。長くて3分ぐらい。バカッ速。







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圧勝、と。勝利を噛みしめるザラゾフくんスティンガーさん。2人の間に友情が芽生え始める。


ス「…俺、やっぱりプロレスって好きだわ。」


ザ「…俺だってそうだよ。あの、ありがと…な。」


ス「…え?なんだって?」


ザ「なんでもねぇよ!ほら!サイゼ行くぜ!ペペロンチーノ、大盛でな!」


ス「なんだってんだよ!ったく!…ありがと、な(小声で)。」


こうして2人は徐々にお互いを認め合っていった。







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連勝に次ぐ連勝。まさに破竹の勢いの2人。このタッグは誰の目にも息の合ったタッグだと映った。しかし、ある些細なことにより心のすれ違いが生じはじめた。発端はある試合中…


































































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ザラゾフは目を疑った。一緒に頂点を目指していたはずのスティンガーが、リングポストに上り変なアピールをしていたのだ。しかも、ザラゾフが相手に関節技を決められているときにカットにも入ろうとせず。


彼らは、若すぎた。一気にスターダムにのし上がったスティンガーは「人気」という魔物にとりつかれていた。「プロレス」に真摯だったスティンガーは、…もうそこにはいなかった。


ザラゾフはうすれゆく意識の中、昔のことを思い出していた…。




まだタッグを組み立てでろくに話せず、お互い「~くん」と呼んでいたこと。

金が無く、もやし炒めだけをおかずに飯を食べていたこと。

2人が昔同居していたアパートにスティンガーがいきなり彼女を連れてきて、戸惑うザラゾフの目の前で本気の別れ話を始めたこと。

誕生日にアパートに帰ったらいつの間にかスティンガーがケーキを用意してくれていたこと。



「…スティンガー、スティン、ガ…。」


ザラゾフのかすれた声は、甲高い奇声を発しながら観客にアピールしているスティンガーには届かなかった。

思いも、…届かなかった。









ザラゾフが目覚めると、そこは汗臭いいつもの控え室だった。横に仏頂面のスティンガーが座っていた。そして、ザラゾフに向かってこう言った。


「だらしねぇなぁ。オレ1人であいつら片付けてやったよ。ったくよー。」


ザラゾフは悲しかった。変わってしまったスティンガーが。友の心が離れて行くのが。

さらにスティンガーは言った。


「こんな弱いヤツとは続けていけねーよ。今日限りで俺たちタッグは…解散だ。」


スティンガーは控え室を出て行った。


ザラゾフはまさに魂が抜け落ちたように呆然と座っていた。何故、何故だ?どうして俺たちはこうなってしまったんだ?ザラゾフは、泣いていた。永遠だと信じていたものが、こうも簡単に崩れ去っていくなんて…。そう思いながら。



とぼとぼと家に帰る道すがら、ザラゾフはこれからのことを考えていた。


「…実家に、帰るかな。」


その時、目の前の和民から人の怒鳴りあう声が聞こえた。スティンガーの甲高い声だ。もう1人は…?ザラゾフは和民に入ってみた。そして物陰に隠れ、声のする方の様子を伺い見た。するとスティンガーが所属団体の社長とつかみ合いのケンカをしていた。


「このタヌキ野郎!話が違うじゃねぇか!」

「何を怒っているのかね。私は言ったかね?そんなことをねぇ?」

「畜生!汚ぇぞ!!オレはあいつとしかタッグは組まねぇ!その上八百長だと!?」

「お前らの決別、そして新タッグにて対峙。お前のタッグはザラゾフの新タッグに倒される。面白いシナリオじゃないか。ふっふふ。この話に乗れないとなったらザラゾフの実家のさくらんぼ農園が灰になるのは止められんなぁ?」

「…クッ!ザラゾフの実家のさくらんぼ農園には手を出すな!」

「なーに、お前が聞き分けのいい子ならザラゾフの実家のさくらんぼ農園には手を出さんよ。」

「…わかった。ザラゾフの実家のさくらんぼ農園にだけは手ぇ出さないでくれ。何でもする。」

「ふっふふ。今日のようないい芝居を期待しているよ。」




ザラゾフは耳を疑った。そしてポツリとつぶやいた。

俺の実家のさくらんぼ農園を守るためにスティンガーはあんなことを?…少しでも疑った俺を許してくれ。」


次の瞬間、ザラゾフのツームストンパイルドライバーが社長に炸裂した。座敷にめり込む社長に、ザラゾフは言った。

「社長、俺たちは役者じゃない。プロレスラーだ。」





ザラゾフとスティンガーのタッグは、復活した。





この1件から2人の絆はより強固なものとなり、チャンピオンへの道を走り続けた。





そして…


















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2人は最強の座を手にすることになったのであった。





という妄想をしながら書いてみた。

すげー面白いです。このゲーム。ただ1人でやるもんじゃないです。当時(マッスルボマー発売当時ね)やってたCMの歌がまたやばいの。めっちゃ甲高い声で「ん~♪マッスルマッスルボマー♪」って歌。団長にプレイ中ゆうたら「ちょww嘘ww」ってゆわれたけどマジ。


皆様もやってみてくださいなー☆

っつーわけで攻略成功。と!!