いつもブログを読んでくださりありがとうございます。

季節はすっかり暖かくなって緑の葉や虫の飛ぶ景色が馴染むようになりました。

電車の乗り降りに走り出す人が増えて春の騒がしさが再び戻って来たように思いました。


口元を隠すマスクの白さが移り変わる自然の中で何かの秘め事のように不自然に見えたりしています。

療養中の祖母の顔がひとつそこになくて平常な暮らしから隔てられているのだなとバス停でぼんやりしながら思っています。


フランツマルクの馬の絵が気に入ったので、古書店で探して送ってもらいました。

送料が千円程度して随分と高いなと思って待っていたら、配達人のお兄さんがのし餅を4等分にした形の紙包みを抱えて立っていて手渡されて見てやっぱり洋書だからなと思い直しました。


古書店から届くと本の独特の匂いが染みついていて、どこかの人の手の指あとが見返しの扉辺りについているような気がします。

見知らぬ読者が部屋に隠れているようで面白いなと思います。



過ぎ去る時間をこの頃振り返る事が増えてきました。

迷い込む道をつなぐ古い物が部屋の片隅に影を作って急ぐ気持ちをなだめてくれています。