レースの録画中継を見ながらネット波乗りをしていたら、
うかつにもスポーツ新聞サイトを見てしまい、
そこに載っていた見出しで結果を知ってしまったのでした。

そこに書いてあったのは、「アロンソ優勝」。

でも今、目の前で放送されているレースでは、
残り10周を切ってもライコネンが先頭でアロンソは2位。
確かに右フロントタイヤはつらそうだったけど、1周1秒ペースで追い上げられていたけれど、
くっつかれたからと言ってすぐに抜けるものでもなく。
これでどうしてアロンソが優勝できるのか、と思って見ていました。

まさか、あんな形でアロンソに優勝が転がり込んで来ようとは・・・。


右フロントサスペンション破壊。


タイヤに出来たフラットスポットのせいで振動が起き、
その振動がサスペンションを傷め続け、そして千切れるようにして吹っ飛びました。
それが、まさにファイナルラップに入った瞬間。
これなら持ちこたえられるぞ、と思ったまさにその時。
こんな結末が待っていたとは。

幸い、誰も怪我をしなかったから良かったけど。
でもマクラーレン、キミ・ライコネンはノーポイントという
とても痛い結果で終わることになってしまいました。

一方のアロンソは、10ポイント獲得。
追い上げられ始めていた苦しい時に、10ポイントを加算できたことで、
また一歩チャンピオンに近づきました。
速さもそうだけど、確実さを求めて、
確実にポイント圏内でフィニッシュさせることを実践した結果、
最後の最後で幸運の女神がルノーに微笑んだようです。

まさにドラマ。
こんなレース、あまり記憶に無いです。