インストラクターさんが、最新アパレルを着て颯爽と現れる。
無論、素敵だ。
マネキンなどいらない。
君こそ最高のファッションリーダー。

そして、放たれる「お揃いで着ましょうよ」の先制攻撃。

だがこちらも、弱いながらも理性で防御、「鏡を見てごらんよ、とてもお揃いにならないよ?」

こんな微弱な返しなどで揺らぐ営業力ではない、インストラクターさん。

「絶対似合うと思ってとっておいたんです!」「機能性が増して・・・」「あ、このアパレルとセットにするともっと素敵!」などなどの連射を撥ね返す防御力などあるはずもない。

様々な攻防を繰り広げる、それがアパレルの奥の深さである。

 

さて、こんな会話を楽しんでいるわけだが、実際に可愛いアパレルとの出会いもある。

jumponeのショート丈のTシャツ、いつも可愛いと思ってる。

腹筋が見え隠れするあの絶妙な丈。

インストラクターさんのナイスボディーが引き立つ引き立つ!

私が着用した場合の、絶妙な丈。

隠したはずがかえって目立つ、ナイス下っ腹が出っ張る出っ張る!

可愛ければいいってものではないんだ。そうではないんだ。

 

feelcycleのブラトップ、最近のものは着脱が楽でとてもいい。

かつて、締め付けと圧が全体的に強いブラトップ(デザインは大好き)に惹かれてしまった時は毎回更衣室で一人大騒ぎだった。

着るときからswayが始まり、脱ぐ時には「もうダメだ。一生脱げない。私はこいつと一生過ごすんだ」と絶望するのがワンセット。

レッスンより疲れる、ブラトップの着脱。

 

昨今の新商品はそれほどの圧がなく、シンプルに私を誘う、好感触である。

華奢な肩紐がちょっと入り組む、背中が素敵な繊細なデザイン。

インストラクターさんの背筋がきりっと凛々しい。

そして案の定、私が着用するとボンレスハムな紐になるだけなのである。

更に、肩紐が複数あるばっかりに頭と手が出口を間違え、前衛的なコンテンポラリーダンスのポージングみたいになっているのである。

難しいものが着られないお年頃。

装飾が不可能になってくるお年頃。

似合うかどうかではないんだ。もう、可能か不可能か、そういうレベルなんだ。

 

そして、また新しいプロテインが発売されるニュースに恐れおののいている。

さあ、今日から練習しなくては。

「プロテインがまだ在庫があります」「ストロベリー味は苦手です」

この二文章を言うのが、どうしてこれほどまでに難しいのか。