下半期、私がこよなく懐いてたインストラクターさんの退職がバタバタと続いた。
雨ニモマケズの心境で、涙を流し、オロオロしてデクノボウと呼ばれるアレですわ。
正直、全てに負けっぱなし。
お別れは悲しいですが、私も伊達に年取ってないので段々と達観してきた。
思えば、若かりし頃の恋人との悲しいお別れ。
振り返れば、学校の卒業と共に道が分かれた友たち。
意外と、また会っちゃうからね。
20年くらい経つと、仕事先でうっかり元カレとかアルアルですわ。
大体がハゲとデブを拗らせてて、おまけに「俺のことまだ好きなんじゃないの?」くらいの誇大妄想押し付けられるの本当に愉快だ。
まったく親しくなかったかつてのクラスメイトに新橋でばったり出会いそのまま飲み明かすとか、すっかり意気投合して月一で飲む仲になるとか、人生はなかなか楽しいのだ。
悲しいことは悲しいので、自分を騙しても仕方ない。
ちゃんとオロオロしながら悲しむ。
無理に立ち直らないで好きなだけ呑んで遊ぶ。
そして、二日酔いになり、息子にデクノボウと呼ばれる日々で、別にいい。
私の祖母は100歳を超えたあたりから、「誰も迎えにきてくれない。忘れられちゃったかしら。」と言いながらデイサービスで20歳ほど若いボーイフレンドを作って楽しんでいた素敵な人だ。
まだまだ、私はその境地に達していないのだが、出会いも別れも自分の糧にしたいものだ。