そう、これは真実の愛の物語
ある家族が実際に体験した
壮絶な愛の物語である
この物語は『蛍の墓』や
『はだしのゲン』などの
理不尽な理由により犠牲になった
家族を描いた物語である
それは戦争をも思わせる
心して読んで頂きたい
愛知県名古屋市名東区に
いつも仲良しな5人家族がいた
その日までわ…
お父さん お母さん
お兄さん お姉さん
赤ちゃん
といった家族構成の
ごく一般的な家庭だった
だが、そんな一般的な家庭を
切り裂く悲劇は突然やってきた
悪魔のささやきはこう言った…
「お前たち5人の中で、1人だけ生け贄を捧げよ…いいか、1人だけだ…」
この悪魔のささやきに
逆らえる家族はいない
必ずしも誰か1人が生け贄に
ならなければならない
俺が今まで見てきた『家族』は
この悪魔のささやきに対して
真っ先にお父さんが
「俺が行く」
と生け贄になっていた
だが、今回は違った
お父さんでもなく
お母さんでもなく
お兄さんでもなく
なぜか、お姉さんが
「わたしが行く」
と名乗りをあげた
こんな家族は
今までに見たことがない
だが、悪魔は問答無用で
お姉さんを連れ去った
左指のお姉さんよ
なぜあなたが犠牲になったの?
なぜあなただけがあっちの
世界に行ってしまったの?
このような疑問を抱きつつ
これからも
お父さん指 お母さん指
お兄さん指 赤ちゃん指は
生きていくことになるだろう…
