わたしには、大好きなおばあちゃんがいる。

わたしが産まれる何年も前に病気で死んでしまったから、会ったことは一度もないけど。

それでも母からお婆ちゃんの良いところいっぱい教えてもらってきたから、会ったこともないおばあちゃんの事が大好き。

子供の頃、毎日考えてた。
「明日は死のう、もしくは殺そう。」
って。
どんなに心をペチャンコにされても、
流れる涙がキリキリと痛んでも、
「大丈夫、わたしにはお婆ちゃんがついてるから。」
ってそう思えた。

よく分からないけど、いつもわたしの背後にはお婆ちゃんが付いていてくれてる気がしたんだな。
多少の事では助けてくれないけど、ここぞという時、もう死ぬって時は、事件や事故から命だけは守ってくれた。
だから、すごく感謝してる。

お婆ちゃん、今もまだわたしのこと、見守ってくれてるのかな、
可愛い二人のひ孫の存在、知ってくれてるかな。
それとも
「あんたはもう大丈夫だね」
って旅立っちゃったかな。。

お婆ちゃん、わたしは、あなたが必死に行きたから、今生きてるよ。
わたしも毎日必死だけど、毎日小さな幸せを拾い集めて生きてる。
わたしの人生、生まれてきて良かったとは、流石にまだ一度も思えた事ないけど、
毎日、感謝する事はいっぱいあるよ。

生きなきゃいけない、って理解してるよ。

全然上手じゃないけど、
子供たちの心、守れるように頑張るからね。

わたしの背後にね、こわ〜い幽霊の姿でいつも取り憑いていてくれたこと、ちゃんと知ってるからね。
お婆ちゃん、ありがとね。

どうか、母のこと守ってあげて。