私は、家事が下手くそである。
とりわけ、正直、料理にうとい。
学生の時、授業で一番嫌いだったのが調理実習。
ある程度成長した高校時代でも調理実習が何より苦手だった。
何をして良いのかわからず、全く面白くも喜びもなかった、という思い出がある。
そんな私が、、、旦那さんが糖尿病である。
いや、様々な状態を長年経て、今は糖尿性腎症である。
インスリンのお世話になっているが、血糖値はもう上がらず、糖尿内科の先生には「優秀です」と言われている。
問題は、腎臓だ。
糖尿病の合併症「し・め・じ」の、神経、目、を経て、やはり腎機能が落ちた。
医学上の分類では、末期腎不全である。
糖尿性腎症の情報が少ない。
病院の食事指導を受けても、行き着くところは低タンパク食のご飯を使いなさい、となる。
医師や栄養士さんが出している本も、低タンパク食品や腎臓食用のデンプン食品の宣伝かと思ってしまうものに当たる。
主人が入院した時に時々出た低タンパクのご飯は、ご飯粒が透明まではいかないが少し透き通って見えた。
味は普通のご飯と変わらないだろうが、なんか、かわいそうだった。
主人の実家は田舎で田んぼがあり、昔から家の田んぼで作る米を食べてきた。
当然お米の味をよく知っているので、なんだか、そんな透明なご飯を食べさせるのがかわいそうだと思った。
病院の栄養指導の先生に、低タンパクご飯は食べたくない、と言ったら苦笑いしていた。
まあ、そんなこなんなで試行錯誤、、、、、、
腎臓病には色々あるが、共通していることは「タンパク質、カリウム、リンを取りすぎないように」と、「減塩」。
それに伴う調味料選びと調理法。
健康な人にとって体にいい食事が、腎機能の低い人にとってはあまり良くない、ということになる。
家では私が作る時くらいはなんとか気をつけて、と思って試行錯誤しているが、
なんだか色々考えすぎてしまって、
結局もしかして変な食事をしているのではないかと落ち込む毎日である。
味付けを遠慮するので美味しくない。
上手くいかないなあ、、、、、、、、
本人さんは、薬飲んでるからそんなに気にしなくていいよとおっしゃっている。
そして、なんでも良く食べる。
そういう性格だから、何度余命を宣告されても乗り越えているんだろうか
悩んでいるのは私だけか??????