南海艦隊に新型ミサイルフリゲートが入列 | 中国軍事問題研究室

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5月4日、解放軍報が南海艦隊・三亜軍港での新型ミサイルフリゲート艦の入列を伝えた。


艦号は575。艦名は「岳陽」とされる。艦長は崔永剛。


同観について伝える記事は以下の通り。


「中国が独自に研究・設計・生産を行った新型のミサイルフリゲート艦であり、単独、あるいは海軍その他の兵力と協同して、対水上艦戦闘・対潜水艦戦闘が可能であり、これまでよりも高い遠距離警戒能力と防空作戦能力を備えており、中国の新世代主力作戦艦艇である」


「海軍その他の兵力と協同して」作戦行動が可能。という点に中国海軍の進歩が見て取れる。


3月から4月にかけて実施された南海艦隊の演習では、空軍と共同した作戦訓練が南シナ海で実施されており、「岳陽」の入列は、中国海軍が第一列島線内において「海空立体作戦能力」の強化を意図し、軍備の増強を行っていることを示しているといえる。