- 先日、小児病棟で活動するセラピードッグのニュースを見ました。
そして、10年ほど前、アニマルセラピーに興味を持って
アメリカへの視察旅行に参加した時に出会った山本央子さんと
ヘンリーを思い出しました。
央子さんの著書↓
- ヘンリー、人を癒す―心の扉を開けるセラピー犬 (角川文庫)/山本 央子
- ¥660
- Amazon.co.jp
とても良い本ですが、とうの昔に絶版になっていたので
なかなか読んで頂く機会がないと思っていたら、なんと!
角川書店から再販されていた!!
私はこの本と出会ったおかげで、そのアメリカツアーに
参加しようと決め、実際にセラピーの現場や
セラピードッグ育成の場を自分の目で見ることができました。
そして央子さんとヘンリーに会うことも!
9.11のあと、央子さんとヘンリーは日本へ帰国し、
すでにヘンリーは他界したと聞きましたが、
当時の日本とアメリカのアニマルセラピーの
あまりのレベルの違いに驚きと悲しさを感じた私としては、
今回テレビで紹介されていた方々や央子さんのような方が
もっと注目を浴びてほしいと、心から思います。
私がアメリカへ行った時(2000年の秋でした)にツアーで
一緒だった学生さんたちや、当時日本でも積極的に
講演が行われていたグリーン・チムニーズ でスタッフとして
参加していたAkariちゃんも、もう30代のはず。
彼女たちもいろんな立場で動物に関わっているのではないかと
思います。
当初、ホームページでツアーの様子を公開したところ
たくさんのお問い合わせを頂きましたが、ほとんどが
「アニマルセラピーの仕事がしたいがどうしたらいい?」というもので、
「アニマルセラピーは人のためにあるものだから、
まず人間の勉強をすることが大切なのでは?」とお返事すると、
その後はほぼナシノツブテ![]()
人間と接するのがイヤ(または苦手)だから動物相手の仕事をしたい、
というのが本音だったようです。
(そういう人にこそ、セラピーが必要な気もしますが。。。)
アロマセラピストとして活動を始めたばかりだった私にとって、
セラピー(癒し)とはなにか、なんのために必要なのか、といった
基本的なことを考える良い機会だったように思います。
癒しの現場で働いている方、これから参加しようと思っている方にも
読んでほしい一冊です。
ちなみに私は、この本を読み、現場を見ることによって、
人間のエゴと、動物たちへの感謝の気持ちをあらためて感じる、
とても貴重な経験を得ることができました。
おわり。

