Milieux de la Cultureです。
24日~25日に六本木の東京ミッドタウンで開催された日本経済新聞社・日経BP社主催の「WOMAN EXPO TOKYO 2014」のレポートのつづきをお届けします(前回のレポはこちら)。
午後は佐伯チズさんのトークショーから。
往年の美肌のカリスマです。
なんと今年で71歳になられるとのこと
福山雅治をバックミュージックにさっそうと現れたチズさん、まずは会場のすべての通路をまわってご挨拶されました。
すべての、ですよ!
普通は中央の通路を行って戻って、くらいで済ませるところを、すべての通路を回られたのです。
管理人はたまたま通路側に座っていたので、チズさんのお肌を超至近距離で拝見しましたが…毛穴をまったく感じさせない白くて艶やかなお肌に心底びっくりしました
チズさんが通路を通り過ぎると、周辺の女性人から「うわー…」という感嘆が漏れるのです。それでファンデーションなし・日焼け止めだけというのですからさらにびっくりです。
さらに驚いたのが、その後もチズさんはお話しながら通路を回られたのですが、その間なんと参加者さんに肌を触らせ続けたこと!しゃべりながら歩くチズさんの頬を、通路から参加者さんがでてきてぷにぷにと触っていくのです。「私、切ったり貼ったりしていないから」と軽くブラックな毒を吐きつつ(笑)
かなりシュールな光景でした
サロンのお仕事があるから手は商売道具、だから握手はできなけれど(かつて握手会を行ったあとで手にトラブルが出てしまい、お仕事に支障がでたことがあったそうです)、顔はいくらでもさわってちょうだい!とのことで、このような状況になりました。
約40分のトークセッションは、タイトルにも「生き方指南」という文言が入っているとおり、表面的な美肌トークよりもぐっと本質的な内容で、それはこのあとご報告しますが、何より管理人が印象的だったのは、この間、チズさんは原稿もメモも一切見ずに、たまに参加者さんに話をふったりしてアドリブもいれながら、一気にしゃべりきった、ということです
ものすごいプレゼンテーション力。
ものすごい説得力。
チズさん自体が気の塊というか、ものすごいオーラがありました。
しかも話を聞いているだけで、おなかの底から元気が沸いてでてくる感じがするんですよ!
管理人はチズさんのトークを直接聞くのは初めてでしたが、「佐伯チズ」という名前を世間にここまで知らしめたのは、単に豊富な知識や確かな技術ということだけではなく、この発信力があってのことだったんだろうな、ということを改めて思いました。
さてお話の内容へ。
「美肌」にかんするトークショーって、普通ははお手入れの具体的な方法やアイテムの話がメインになるのでしょうが、今回のチズさんのお話はちょっと違っていました。
「ちゃんと噛みなさい」
もちろんほかにもいろんなことをおっしゃっていましたが、今回のお話はほぼこの一言に集約されるのではないでしょうか。
肌に直接はたらきかける具体的な方法を伝授してもらえると思っていた人には、けっこう意表を突く一言だったのではないかと思います。
旬のものを
意識して
ちゃんと噛んでいただくこと。
正しく噛むことで、たるみの防止になるそうです。
鏡にまっすぐ向いて口角をぐっと上げたとき、左右の口角の高さを比べて上がっていない側がきちんと噛めていないほう。そちらのほうがほうれいせんも長くて深くなっていて、ほほやあごの筋肉もさがり、目尻も下がる=たるむ、とのことです。
そして両方の歯を均等に使いながら、漫然と食べるのではなく、「ああおいしい」「ああ歯ごたえがいいわ」などといつも意識しながらいただくこと。「両手を使いなさい、顔はシメントリーなんだから」ともおっしゃっていました。
「ときどきしかやらないからときどきの顔になる」という一言にはドキッとしましたね。
チズさんの魅力的なお話はまだまだお話は尽きないのですが、長くなるので続きはまた次回、ということで