Milieux de la Cultureです。
先日、BSフジの「原宿ブックカフェ」という番組内の、「文壇レシピ」のコーナーで、懐かしの氷室冴子氏の文章に再会したという話を本ブログに書きましたが、その前週の放送で紹介された「文壇レシピ」は誰の文章だったかといいますと。
村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』でした。
この一節からヒントを得て再現されたメニューが「スモーク・サーモンのサンドイッチ」。
実は管理人はこちらのメニューも食べてきました
といっても、先日ドーナツをいただいた原宿の「カフェネスカフェ」ではなく、先日の神戸のイベントの折、三宮の「カフェネスカフェ」にて。
この一節からヒントを得て再現されたメニューが「スモーク・サーモンのサンドイッチ」。
実は管理人はこちらのメニューも食べてきました
といっても、先日ドーナツをいただいた原宿の「カフェネスカフェ」ではなく、先日の神戸のイベントの折、三宮の「カフェネスカフェ」にて。
三宮の「カフェネスカフェ」は国際会館のそばにあります。
1階はイートインスペースがほとんどないのですが、2階が全面開放されています。さらに2階はウッドデッキとつながっていて、外でいただくこともできるようになっていました。
スペースとしては、原宿店の半分ぐらいの広さ、という印象です。
1階はイートインスペースがほとんどないのですが、2階が全面開放されています。さらに2階はウッドデッキとつながっていて、外でいただくこともできるようになっていました。
スペースとしては、原宿店の半分ぐらいの広さ、という印象です。
1階のカウンターで注文をするセルフサービス形式です。
大きなテーブルもありますが、ガラスに向かって1人用の座席も用意されていました。
大きなテーブルもありますが、ガラスに向かって1人用の座席も用意されていました。
原宿店と同じく、「原宿ブックカフェ」で紹介された本やその他の本が置いてあって、自由に読めるようになっています。
さて、このときはなぜ原宿ではなく神戸で食べようかと思ったのかといいますと、「うまくいくと神戸のデリカテッセン・サンドイッチ・スタンドのスモーク・サーモン・サンドイッチに近い味になる」という一節から生まれたものが、この週の「文壇レシピ」のメニューだったからです。
限定メニューの「スモーク・サーモンのサンドイッチ」を頼んで出てきたのがこちら。
さて、このときはなぜ原宿ではなく神戸で食べようかと思ったのかといいますと、「うまくいくと神戸のデリカテッセン・サンドイッチ・スタンドのスモーク・サーモン・サンドイッチに近い味になる」という一節から生まれたものが、この週の「文壇レシピ」のメニューだったからです。
限定メニューの「スモーク・サーモンのサンドイッチ」を頼んで出てきたのがこちら。
…あの、これサンドイッチじゃなくてベーグルなんですけど
でも今回の私にとって、サンドイッチかベーグルかの違いはさほど問題ではなく、スモーク・サーモン・サンドイッチもどきを「神戸で」食すことに意味があったので、そのままいただいちゃいました。
氷室冴子氏の作品が私の小・中学生時代の思い出とともにあるならば、高校生から大学生にかけての思い出にオーバーラップするのが村上春樹氏、そして村上龍氏だった言えるでしょう。
『ノルウェイの森』や『コインロッカー・ベイビーズ』などを読みましたね。『ダンス・ダンス・ダンス』もその中のひとつでした。
ただ私はそのあとハルキストにはならなかったので、家にある本はほとんどが『ダンス・ダンス・ダンス』をはじめとする初期の作品です(『アンダーグラウンド』と『約束された場所で』は持ってますが、あれは地下鉄サリン事件の資料として購入したものなので、ちょっと意味合いが違いますね)。
今回、ホントに久しぶりに本棚から『ダンス・ダンス・ダンス』を引っ張り出してきて読み直しましたが、昔とは明らかに違う感覚がありました。
当たり前といえばそうなのですが、かつて関西でこの本を読んでいたときにはいまひとつピンと来ていなかった、本の中の「東京を感じさせる描写」が、今はありありと思い浮かべることができる、ということです。
風景が目に浮かぶ。
ただそれだけのことで、作品全体の見方ががらりと変わる。
とても新鮮な読み直しの時間でした。
『ダンス・ダンス・ダンス』(集英社文庫)にて、「スモーク・サーモンのサンドイッチ」が登場するのは上巻294ページの次の一節です。
「そろそろ昼飯を作ろうかなと思ってたんだ。ぱりっとした調教済みのレタスとスモーク・サーモンと剃刀の刃のように薄く切って氷水にさらした玉葱とホースラディッシュ・マスタードを使ってサンドイッチを作る。紀ノ国屋のバター・フレンチがスモーク・サーモンのサンドイッチにはよくあうんだ。うまくいくと神戸のデリカテッセン・サンドイッチ・スタンドのスモーク・サーモン・サンドイッチに近い味になる。うまくいかないこともある。しかし目標があり、試行錯誤があって物事ははじめて成し遂げられる」
でも今回の私にとって、サンドイッチかベーグルかの違いはさほど問題ではなく、スモーク・サーモン・サンドイッチもどきを「神戸で」食すことに意味があったので、そのままいただいちゃいました。
氷室冴子氏の作品が私の小・中学生時代の思い出とともにあるならば、高校生から大学生にかけての思い出にオーバーラップするのが村上春樹氏、そして村上龍氏だった言えるでしょう。
『ノルウェイの森』や『コインロッカー・ベイビーズ』などを読みましたね。『ダンス・ダンス・ダンス』もその中のひとつでした。
ただ私はそのあとハルキストにはならなかったので、家にある本はほとんどが『ダンス・ダンス・ダンス』をはじめとする初期の作品です(『アンダーグラウンド』と『約束された場所で』は持ってますが、あれは地下鉄サリン事件の資料として購入したものなので、ちょっと意味合いが違いますね)。
今回、ホントに久しぶりに本棚から『ダンス・ダンス・ダンス』を引っ張り出してきて読み直しましたが、昔とは明らかに違う感覚がありました。
当たり前といえばそうなのですが、かつて関西でこの本を読んでいたときにはいまひとつピンと来ていなかった、本の中の「東京を感じさせる描写」が、今はありありと思い浮かべることができる、ということです。
風景が目に浮かぶ。
ただそれだけのことで、作品全体の見方ががらりと変わる。
とても新鮮な読み直しの時間でした。
『ダンス・ダンス・ダンス』(集英社文庫)にて、「スモーク・サーモンのサンドイッチ」が登場するのは上巻294ページの次の一節です。
「そろそろ昼飯を作ろうかなと思ってたんだ。ぱりっとした調教済みのレタスとスモーク・サーモンと剃刀の刃のように薄く切って氷水にさらした玉葱とホースラディッシュ・マスタードを使ってサンドイッチを作る。紀ノ国屋のバター・フレンチがスモーク・サーモンのサンドイッチにはよくあうんだ。うまくいくと神戸のデリカテッセン・サンドイッチ・スタンドのスモーク・サーモン・サンドイッチに近い味になる。うまくいかないこともある。しかし目標があり、試行錯誤があって物事ははじめて成し遂げられる」
今なら青山の高級スーパーマーケット「紀ノ国屋」を思い浮かべながら読むことができます。ええ、大阪・梅田のBig Egg横の「紀伊国屋」書店と間違えたりはしませんとも。
「文壇レシピ」で紹介された「スモーク・サーモンのサンドイッチ」のレシピはこちら。(ところでこのサイトに「紀伊国屋の野菜」と書かれているのはギャグでしょうか?)
今度は贅沢に「紀ノ国屋」で食材を買い揃えて、「僕」が作ろうとしたレシピの再現をしてみようと思っています。
「原宿ブックカフェ」オフィシャルサイト:
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
ネスレ日本 「原宿ブックカフェ」サイト:
http://nestle.jp/entertain/bookcafe/about/index.php
「文壇レシピ」で紹介された「スモーク・サーモンのサンドイッチ」のレシピはこちら。(ところでこのサイトに「紀伊国屋の野菜」と書かれているのはギャグでしょうか?)
今度は贅沢に「紀ノ国屋」で食材を買い揃えて、「僕」が作ろうとしたレシピの再現をしてみようと思っています。
「原宿ブックカフェ」オフィシャルサイト:
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
ネスレ日本 「原宿ブックカフェ」サイト:
http://nestle.jp/entertain/bookcafe/about/index.php