話題のエシカルブランド「andu amet(アンドゥ・アメット)」(中編) | 東京散歩 * Allons Nous Promener aux Milieux de Tokyo

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今話題のエシカル・バッグブランド「andu amet(アンドゥ・アメット)」のプロボノの方からうかがったお話、今日は中編です

ちなみに「andu amet」のカンパニーサイトはこちら
Youtubeにもミニフィルムをアップしています。



エチオピアを起点に起業した背景には、エチオピアに進出している日本企業がまだまだ少ないということがあったようです。
現在9社、そのうち現地に駐在事務所を持っているのは三菱商事さんだけとのこと。ブランドをここまで育てるまでの間、現地で日系企業の協力を得て、ということもなかなか難しかったのではないかと思います。

「andu amet」のデザインは、エチオピアの豊かな自然からヒントを得ているそうです。
例えばHugシリーズのバッグの下半分は、色の異なる3色のカラーレザーで作られていますが、これはエチオピアでよく飲まれている三層のフルーツジュース(スプリースというようですが)からヒントを得たデザインだとのこと。
また、その3色の組み合わせをいろいろ変えることによって、エチオピアのさまざまな風景を表現しているのだそうです。

この3色の組み合わせが…とってもcoolでおしゃれなんですよ
ラグジュアリーな素材とラグジュアリーなデザイン。
海外市場でもきっと成功すると思います。

そして「andu amet」のethicalityが表れているトピックとして、「andu amet」のアイコンともなっている何色もの皮を積み重ねてつくられたモチーフがあります。
バッグの持ち手の付け根の部分や、ポーチのフリンジ部分にあしらわれているこのアイコンは、日本の伝統工芸のひとつである寄木細工の手法をとりいれたものだそうですが、一方でバッグの製作過程で残ったレザーのはぎれの再利用にもなっているとのこと。

ですからこのバッグは日本文化とエチオピア文化の素敵なコラボ商品(まさにmilieu)でもあるわけですね!

お話によると、先日テレビ東京の「カンブリア宮殿」で、代表の鮫島さんが出演されたことで注文がさらに殺到し、今から予約しても手元に届くのは1年待ち、という状態になってしまったそうです!
バッグ自体の高いデザイン性や品質もさることながら、多くの方が鮫島さんの挑戦に共感を持っていらっしゃることの表れではないかと思います。

全く別の観点としては、鮫島さんの活動は、JICAの協力隊の活動が日本と相手国双方に影響を与えるソーシャルビジネスにつながったグッドプラクティスとみることもできるでしょうね。
(JICAさん、何年か前までいろいろ苦しい立場にありましたしね

…次回に続きます。