* 叶夢との思い出 *

(この文章は2005/1/4(3)/AM2:25に書いたものです…。


何だか・・・いろいろ考えていたら涙が出てきて・・・
今の気持ちを文章に残しておこうと思った・・・。

まとまりのない文章になるでしょうが・・・しばし、私の独り言にお付き合い下さい・・・。


【私の人生において、最愛の愛猫《叶夢(トム)》について】


今朝・・・とてもショッキングな電話がありました。
他愛のないおしゃべりの中のたった一言・・・

 私:『叶夢はどうしてる?元気にしてる?』


  :『お前が居なくなった後、叶夢も居なくなった・・・
    山ん中や町中捜したけど見つからなかった・・・
    叶夢はお前を捜しに行ったんじゃないか?』


 私:『・・・?!』


叶夢との出会いは今から8年前・・・
とある知人から譲り受けた猫でした。
ちょうど、その時の日記が出てきたからココに記します。


12月25日 PM8:30頃 叶夢(トム)がきた♪
○○の○○さんって方にオスの子猫をいただいて、名前は『とむkun☆』夢が叶うで『叶夢』!
この名前は私がずいぶん小さな時から『猫を飼ったら絶対この名前にする!』と決めていた名前だ。
叶夢はH8.11.22 AM5:05に誕生したとの事。
黒っぽいトラ猫で口、手、お腹は真っ白で、目はブルーグレー♪

少し目つきが悪いような気もするケド、ちっちゃくてかわいーよ♪
それと、鼻の下ぐらいにチャップリンのような黒い模様(ホクロ?)があるんだけど、

猫もそーゆーのあるんだね!
あと、まだ生後1ヶ月ぐらいだからおヒゲもちょぴっとしか生えてないの。。


今はね、私の右手をペロペロしてるんだケド、くすぐったいというか、

ヤスリかけられているみたいでイタイ。。
そう!痛いといえばツメ!!赤ちゃん猫のツメって細くて鋭くて、じゃれつくのは

すっごく可愛いんだケド、とにかくイタイ(汗)


でも、すっごいかわいー♪♪♪


今朝は目覚ましがうるさかったのか、必死な叶夢に『早く起きろー!』と、起されてしまった(汗)


だいぶ慣れたカナ?来た時よりだいぶ鳴かなくなったケド、なんかうちの猫って変。。
トイレの時、しながらミューッ!ミューッ!って、異様に鳴くの(汗) もう・・・(苦笑)


あ!あと、好き嫌いも多いみたい。。
今のところ、ゴハンとカンヅメ&水しか食べない。

このままじゃあワガママにゃんこになっちゃうケド、今日はお魚を買ってきて焼いてあげよう♪




そんなこんなで始まった愛猫《叶夢》との生活。
私の親友を始め、たくさんの人達に可愛がられ、元気いっぱい育っていきました☆
貰った当初はまだタバコの箱と同じくらいの大きさで、私は叶夢をポケットに入れてホント、

どこにでも連れて行きました(^^;

元気いっぱいだったワリにはイタズラワンパクをする事はほとんどなかった。
唯一、私が幼い頃父に買って貰った《わちふぃーるどのダヤン(猫)人形》

コレに叶夢は異常な執着をみせ、いつも一緒にじゃれあって、一緒に寝て。

あちこちに咥えて連れて行って・・・あっという間にぬいぐるみはボロボロ(汗)
このぬいぐるみは貰った当初から叶夢が来るまで、本物の猫を飼う事が許されなかった私は、

年甲斐もなく常に持ち歩いていたモノなんですよ(^^;

叶夢はトイレも決まった場所でしかしなく、一度、猫トイレのない友達の家に2泊した時、

叶夢はめいっぱい我慢していたらしく、膀胱がパンパンになっておりました(==;;

↑今考えると虐待・・・(冷汗)
帰宅すると真っ先にトイレに駆け込み長い長い排尿タイムとなりました・・・とさ(^^;;



単なる親バカかも知れないケド・・・いや・・・叶夢は本当に賢い猫だった。



↓これは本当の話。

・(よくある話ですが)私が悲しんで居る時は必ず側に居て涙を舐めて癒してくれた。


・子猫の時から私の歌を聞かせており、叶夢が喧嘩中等興奮してる時でも私が歌うとピタッと止めて側に来た。


・去勢手術の麻酔がまだ切れていないのに・・・それでも私の側に来ようと下半身を引きずって必死だった。


・私が危ない人に襲われた時、私と危ない人の間に入ってきて、危ない人に向かって威嚇をした。(叶夢は蹴飛ばされた・・・)


・その危ない人の所有物にのみ、排泄をした。


・(上でも書いたが)トイレ以外で粗相することはまず無かった。(我慢できる子だった)


・犬のように、どこへ行くにもついて来た。ちょっと興味が反れても名前を呼ぶと飛んできた。


・大の虫嫌いな私が『叶夢ぅ~助けてぇ~!』と叫ぶとどこからともなく飛んで来て退治してくれた。(食べた・汗)


・氷点下40度を越える場所で、私の布団に入り、布団と私が温まるまで側に居て、充分に温まった頃、自分のベットへ行くのが日課だった。


・子供の世話も良くしてくれた(^^;絶対人に危害を加えるような猫ではなかった。



ねぇ・・・?これが普通の猫かしら?
まだまだ・・・思い出は数え切れないほどたくさんある・・・。


引越しが多かった私。
叶夢が産まれて1年ぐらい経った時に『北海道ばんえい競馬場』に入った。
そこでは約2ヶ月ごとに道内4箇所(帯広・旭川・岩見沢・北見)を転々とするところ。
移動慣れしている叶夢は環境適応能力はバツグンでした。
でも・・・移動する直前に日課のパトロールに出かけちゃった叶夢を捜し・・・
私は猫カリカリの入った袋を振り回し、泣きながら捜した事もあったよ・・・。
平然と・・・『ん?なした??』って顔で草むらから飛び出て来た叶夢を見て、心から安心し、

この子を一生失いたくないと思った・・・。


そんな競馬場生活を終え、私と叶夢は馬主の農家へと行く事となった。
回りには雄大な大自然。本当に・・・【ドラマ:北の国から】の世界だった。


ずっと箱入り息子(?)のハズだった叶夢は、あっと言う間に

その辺りの猫達のBOSSへと昇進していた(^^;
群れの中、一番高い場所を陣取り、満足気な顔でゆったりと・・・

日向ぼっこをしている姿はとても幸せそうだった・・・。



そこでの生活も1年が過ぎ・・・私は都会に帰る事となった。
都会に住めばまたあの狭い空間に叶夢を閉じ込めておかなくてはならない・・・
ずいぶん考えた・・・。迷いに迷って決断した答えは・・・

叶夢をこの大自然が広がる所へ置いて行く》と・・・

幸いそこには慣れ親しんだ人達がいて・・・叶夢が餌や病気に困ることはないだろう・・・
残る人達も快く引き受けてくれた・・・


お別れが近づいてくる中、叶夢は今日もすずめやねずみを捕まえては自慢げに見せに来る・・・
未だ迷っていた『連れて行きたいっ!』と、強く思う気持ちは・・・

だんだん自分だけのわがままに思えてきた・・・。
今思えば・・・自分に対する言い訳だったのかも知れない・・・。




最後の日・・・
残った人達の事を頼むよ?連れて行けなくて本当にごめんね・・・
この自然の中で・・・たくさん愛されて・・・幸せに暮らして・・・ね?
そう・・・撫でながら叶夢に言って聞かせた・・・。

涙が止まらくて・・・そんな私を見上げ、叶夢は不思議そうに・・・
そして心配そうに見ていた瞳を・・・
今も忘れてはいない・・・。




あれから5年の月日が経っていた・・・。
実に5年振りに・・・あの時の馬主さんから電話があった。
その中での事が・・・この・・・最初に記した会話・・・。


私はやはり・・・間違っていたのだろうか・・・
一生失いたくない!と、これほどまで強く想い・・・強い絆で結ばれていた最愛の猫・・・
叶夢を置いてきた事が最大の誤りだったのだろうか・・・
閉じ込めてでも・・・側に置いておくべきだったのだろうか・・・・

ごめんね・・・
ごめんね叶夢・・・・
ごめんなさい・・・・・。


泣いても時は戻らないが・・・
ただ泣く事しかできなくて・・・
そんな事を考えていたら・・・眠れなくなってしまった・・・。


叶夢と過ごせた期間・・・3年間
叶夢と離れた時間・・・5年間
叶夢は今・・・どこで何をしているのか・・・
どこに居ても・・・ただ・・・幸せであって欲しいと願うばかりです・・・。

私のこの行き場のない想いを・・・こうして綴らせていただける場所があって本当に良かった・・・。





ここまで長々と私の独り言にお付き合いしてくれた皆様・・・
本当に感謝いたします・・・

ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました・・・m(_ _)m






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H8.12.27.金