パパの実家に入って半年位たった時…ある事件が起きた…。

私の実父と継母が突然襲来したのだ!!

…この経緯を少しお話しますと、実父の再婚した人(継母)のお話になります。

(詳しくはテーマ:自分史(Trauma)をご覧下さい。)

私の卒園式に離婚した両親。私は14歳まで父方の家族と一緒に暮らしておりました。
が、継母の私に対する虐待が半端でなく…当時中学校2年生だった私は、

自己防衛の為の力も備わりつつあり、家庭内暴力は互いにエスカレートしてく一方…
最終的にナイフを持ち出した継母。いよいよ警察沙汰になってしまったので、

ようやく父は私を手放し、実母の元へ行かせた流れです…。

それでも…小さい頃からいつも父と一緒に居た私は…
いくつになっても『父は父!私の味方!!』そう信じ、
妊娠が判明し、結婚した時にはこっそり父にだけは報告しておりました。

父は転勤族で社宅に住んでまして、連絡した時たまたま継母が数日間帰省する話があり、
その期間に父の社宅に来るように言われました。
週末なのでパパは一緒に行けなくて、私は1人、電車に乗って実父の元へ行きました。
1泊2日。私は父に自慢の手料理を振る舞い、一緒に晩酌をして、パパと出逢った経緯等を
詳しく話し、父もそれをとても喜んで聞いていてくれました。

帰る時には家中の髪の毛を拾ったり、まるで浮気現場の証拠隠滅を謀るかのように…w
徹底的に私が居た痕跡を失くして、最後に父に言いました。
『私はもう○○(旧姓)ではありません。もうこの家とは一切係わり合いを持ちません。

私には家族ができたの。これからはパパと子供と河瀬家のみんなで幸せにやるから!

もう絶対邪魔されたくないから!継母にはこの話は絶対言っちゃダメだよ?約束ね!!』
そう言ってガッチリ念を押すと、子供の頃と同じように指きり約束をして、父の家を後にした。

なのに…



昼食の後、みんなは出払い、なかなか寝付かないキアラを見ながら家事をこなしてる時、
突然実父から電話がかかってきた。
父『お~深涙か?今、町に着いたんだけどこれから行くので先方に宜しく伝えてくれ』
私『何?!どういう事?!お父さん1人なの??』
父『ぁぁ…母さん(継母)も一緒だ…』
私『ふざけないで!!あれほど邪魔しないで!!って約束したでしょう!!!』
父『まぁ…とりあえず行くから…』


そう言って電話は切れた。私の胸の中はザワザワしてきた。
ハイハイができるようになったキアラをベビーベッドに入れると、私は急いで家を飛び出した。
町からここまで10分ぐらい…何としてでも止めないと…
私の家族…愛する夫…愛する娘…パパの両親…
あんな人(継母)が来たらめちゃめちゃにされてしまう…

広い敷地内、唯一の入り口。私はそこに仁王立ちをして待ち構えた。

しばらくして見覚えのある乗用車が入ってくる。
運転は父。その隣には世界で一番嫌いな人間…継母の憎たらしい顔が見えた。

私は両手を広げ、侵入を食い止めようとした。

・・・が!

なんと…父は私を轢いて行ったんだ!
車はかなり徐行して運転されていたため、大怪我まではいかなかったが、

車に当たった衝撃と父が私にそんな事をした!という衝撃…酷く胸が痛んだ。

私を轢いた後、…私の無事を確かめる為?一旦停止してすぐにまた敷地内へと車を走らせた。
私は痛む部分を押さえ、走って追う。

厩舎と家の間の広場で車は止まった。
追いついた私と車から降りてきた継母が出くわす。

継母はいきなり私に殴りかかってきた。
私はそれをボクサーのようにひょいと横に交わし、カウンターパンチを入れようとした瞬間!

その場にパパが偶然降りてきて…

パパ『やめろっ!!』

大きな声で一括され、私の拳は止まった…

パパが近寄ってくる…

 パンッ・・・

私はパパに頬を叩かれた…

パパ『お前は何でそうやって手を出すんだ!!』

私は叩かれた頬を押さえ、パパを見上げるが… … …声も出ない…
私が今殴ろうとしてた相手が…今まで私の人生…どれだけめちゃめちゃにしてきた事か…
今までどんな仕打ちに遭ってきたか…

何度も何度も話をしてきた…
パパはストーカーの呪縛から解き放つ時に言ったように…。

パパ『今まで辛かったな…これからは俺が絶対守るから!

    継母なんて来ても叩き出してやるよ!』

そう言って強く抱きしめてくれたのに…



私たちがモメてる間に継母と父はサッサと家の方向へ歩いてく。

マズイ!このままだったらキアラが危ないっ!!

私はパパをキッと睨みつけると、背を向け走って奴等を追った。


家の中には義母が戻っていた。キアラは義母に抱かれてる。

玄関で父と継母をにこやかにお出迎え、早々に家へ上げてる所だった…


私は猛スピードで家に飛び込むと義母からキアラを奪った。

それに驚いた義母は・・・

義母『ちょっと!何するの!!離しなさい!!あんたって子は何でそうなの!!』

義母はそう言いながら私の服に掴みかかり、私の頭や背中を叩きつけてきた…

私は…死んでもキアラは離さない。

キアラをギュっと抱きかかえ、義母の暴力から守る。

義母にも継母の話は随分してきて、理解を得てたはずだ…
パパも…義母も…どうして…私をぶつの?
敵が目の前に居るのに…どうして私が…?

轢かれた時に打った場所。パパに叩かれた頬。義母に叩かれてる頭や背中。
…そして胸の痛みに… … …あまりの痛さに涙が出てきた…。

キアラも驚いて泣き出す。


やっと義母に開放され、私はキアラを抱え、普段は閉めてはならない

部屋の扉を閉めると自室にこもった…

居間では義母が『ほんとうにすいませんね~あの子ったら^^;』なんて苦笑し、

何事も無かったかのように双方話を始める…。


父が見た初孫は…この時が最初で最後だ…。



どれくらい奴等はここに居たのだろう…
すごく短い時間だったような…果てしなく長かったような…

キアラを抱きしめ私は静かに泣いて、実父達が去るのを待っていた…

ようやく家の中が静かになったが、私はしばらくキアラを抱いていた…。


静寂に包まれ、完全に落ち着きを取り戻して深い眠りに入ったキアラ。
私もその顔を見てホッと安心し、キアラを静かにベッドへ寝かせた。

そして私は表に出る…

パパも…義母も私の敵だ。
残るは…義父しか居ない…

義父が居る、離れの畑に向かって歩いた…



ちょうど向こうからトラクターに乗った義父が向かってくる。

夕闇の中、1人で歩いてる私を見つけ、義父は驚き停まってくれた。

私は義父の顔を見ると急に込上げてきて、わんわんと声を出して泣いてしまった…

義父『…どうした…?…何があった…?』

口数の少ない義父は驚き、戸惑ってる…

私『ば…ひっく…ば…継母が…うっく…来で…雅也が…た…叩いて…

  ひっく…うぅ…ぉ…お義母…さんも…わ…わだしを…ぶ…ぶった・・・・ぅゎ~ん…』

義父にちゃんと伝わったか謎だが…

義父『そうかそうか…まぁ乗りなさい…一緒に帰ろう…』と言った…



トラクターの進む速度はゆっくりで…義父の袖に掴まり立ったまま乗ってる私。
うまく呼吸できない程泣きじゃくっていたのも、ゆっくりゆっくり落ち着いてきた…。

辺りはすっかり夜の闇に包まれている…

義父と共に家に入ると義母が夕食の準備をしていて、テーブルにはパパが背を向け座ってた…


義父『どうしたんだ…?』

義母『どうしたもこうしたも、この子ったらキアラを親に見せないのよ~?なんて子なの!』

義父『…そうなのか?』


私はコクンと頷く…。パパはこっちに背を向けたままだ…。

義母『せっかく遠くから遥々来て下さったのに、何もお構いできなくって~』

あははと豪快に笑う義母。そのまま食事の用意を進める。

義父『…まぁ…座って食べなさい…。』

その後、義父は何も言ってくれなかった・・・。



キアラは静かに眠っているようなので、私は独り…外に出た…
あんな人達と…食事なんか摂れる状態じゃない…

ポケットから携帯を取り出し、電源を入れると電波のある所を捜す。

やっと1本立った所で実母に電話を入れ、やっとやっと…私の胸の内を打ち明ける事ができた。
電波は悪く、泣きじゃくっていたため、きちんと話はできなかったが、

それでも実母には私の想いは伝わった。


後日、私はキアラを抱いて、そっと…家を出たんだ…。






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