退院して数日間…競馬場内にて家族水入らずで過ごしただろうか?

お正月に結婚報告を兼ねた年賀状を出していた。
そしてそれがきっかけとなり、私は出産直前に実母と再会していたんです。

5年振りでした…

(この時、兄も来ていて私と顔を合わせた時『あ、初めまして┏○ペコ』とか言われたんですw)

実母は私の結婚と妊娠を心から喜んでくれて^^

出産後は最低でも1ヶ月間ぐらいは産後扱いをしたい!と、言ってくれたので
私も素直にその言葉に甘える事にしていました。

この産後扱いが終わると…彼の両親との同居生活が待っている。。。

この1年…
・《初めて》心から信じ、愛し合える運命の人と出逢った
・その人と《初めて》の結婚をした
・そして《初めて》の妊娠と出産を経験した

これからは…
・《初めて》の育児
・《初めて》の義親との同居
・《初めて》の農作業が待っている…

私はこれから待ち構える…初めてづくしのフルコースに不安と戸惑いがあった。



私の実母は脳梗塞という病気で、右手と右足が満足に使えません。
障害者1級の認定を受けているんですが、そのプライドの高さ、その負けん気の強さ故、
一見してみると障害者とはまったく見えません。
その母も5年前に出産をしました。
再婚した義理父との間にできた、私の妹にあたります。

5年前、半年程一緒に暮らしている間はまさに今のキアラと一緒…
私の妹は、生まれたばかりでまだ首も座っていなく、とても可愛い赤ちゃんでした。
しかしその年に…義理父は肺癌で亡くなり…それから母はずっとそんな障害を抱えながらも

女手一つで妹を育て上げてきた人です。
実母ながら天晴れです。尊敬して已まない女性でもあります。


しかし、母は私と似て(私が母に似てる?)思い込みが激しく、少々鬱の傾向がありました。
一度言い出したら聞かない人…本当はお互いに弱い人間だったのかもしれませんね…

まぁ、この辺はいつかTraumaのカテゴリに書こうと思ってます。

そんな母でも私の妊娠&結婚を知ると、本当に心から喜んでくれました!
『もうおばぁちゃんになるなんて嫌ぁ~』
などと言いつつ、顔から笑みが消える事は無く、出産をとても心待ちにしていてくれました。

キアラを連れて退院して、母の元に行くと、首の座ってないキアラを左腕だけで器用に支えて

抱き上げ、『キアラちゃん♪おばあちゃんですよー♪』なんてゴキゲンで離しませんでした(笑)

母のこんな笑顔を見たのは妹を育ててる時以来…
その前は…私の幼い記憶に残る、私へ向けられた母の笑顔だ…


母の家でしばらくにぎやかに過ごしていた。
キアラは母が看て、妹の事は私が看るような役割分担^^;
私は5歳の妹を幼稚園に迎えに行くと
『誰のおか~ぁさ~ん??』
と、園児達に囲まれる。。。

失敬な。。。
まだこんな大きな子供は居ませんよっ!
母にこの話をすると笑って『私は誰のおばぁちゃん?』って聞かれるわwと言っていた。

母はこの頃43歳…遅くに子供を産んだせいか、実際の歳よりかなり若々しく見えた。
それでもおばぁちゃんかぁ~…最近の人達はみんな若くて綺麗だしね…
私は当時19歳…自分の《老い》を感じた瞬間でした…w



パパの競馬場勤務も全て終了し、荷物を運ぶ為先にパパは自分の実家へと帰っていった。
私は今後の不安を実母に相談すると、もう少しここに居なさいと言われた…
けど…パパの実家でもキアラが来るのを楽しみに待っている…
1ヶ月間だけ!と決められた約束を初っ端から破るワケにはいかないでしょう…。

退院してから約1ヶ月…
私はキアラを連れてパパの実家へ行った。



帰ってすぐに…案の定…キアラは義母に取られ、私は畑へと借り出された。
(実母にキアラを取られても微笑ましく思ったが、義母に取られると何だか苛々し、
気が気じゃなかった…これが母性?というものだったんだろうか?)
と言ってもキアラが寝てる間は義母も外へ出てる為、キアラの細かいケアを

してあげられないので、紙オムツを使う事になった。

私は初めての同居と農作業でストレスがかかり、母乳はあっという間に止まってしまった…
(助産婦さんには『噴水のように出の良いおっぱいだね~☆』と褒められてたのに…)
これでキアラは月に2パックの紙オムツと2缶の粉ミルクが必要な子供となった。
これだけで毎月2万円消費する…
当時の児童手当は確か…1ヶ月5千円が4ヵ月ごと支給されるだけだった。
農家であるパパの実家に入った事で、パパの給料は全て義母から支給されるカタチになった。

畑をやっている為、自給自足の部分が多く、生活には必要(本当に)最低限の金額しか貰えない…
今まで夫婦で60万以上の給料を好きに使っていたのが、一気に1/10程まで減ってしまったのだ…

当然…100万円ある貯金を少しずつ削り降ろしていく結果になった…。


それでも何とか頑張った!
幸い私は小学校1年生から家の台所を任せて貰えてたので、独学で得た料理の知識も

技術も豊富な方で、食べ物に不満が出る事は無かった。

ただ…田舎の生活ってちょっと変…ぃゃ、カナリ変っ!!

昔は私も、隣の家が見えないくらい山奥のおばぁちゃん家で長期間暮らしていた。

だから、田舎暮らしはまぁ…何とかやっていけるしょ?と…思っていた。

でも…
・(平屋の一軒家)まず、部屋の扉を閉めてはいけません(玄関の鍵も閉めない)
・焼き物(魚や茄子等)は食器棚にしまいます
・お風呂の水は1週間替えません

これが河瀬家のルールだ。。。

一番驚いたのが最後の決まり事…お風呂の水について…
初めて行った時に案内された、離れにあるお風呂には…真っ黒に淀んだ水が溜まってた…
今キアラはベビーバスを使い、台所で入浴させてるが…

そのうちこんな風呂に入れさせられるのだろうか??

焼き魚…余ったら普通にラップもかけずに食器棚にしまう義母…
これもいずれ…キアラの口に入るようになるのだろうか??

畑が忙しい事を言い訳に、何日間も掃除機をかけてない居間のカーペットは

よく見るとゴミだらけだ…ここにキアラがハイハイするように…??


や・・・やめてよ・・・・・・
そんなの耐えられない・・・ここの人達どうかしてるよ??


私の実母は『ちょっと…病気じゃないの?』と言いたくなる程の神経質な潔癖症です。
私は反対にだらしない性格で…『あんたは私の子供じゃない!』なんて
何度母に叱られた事か…

思えば、彼の部屋に初めて行った時も…結構なモノだったw
それでもまだ常識の範囲だったし、男の子ならこんな感じだろうと

笑って片付けてあげて、気にも止めていなかった…。

けど…ここは本当に異常だ…。

こんな汚い場所に私の大切な子供…デリケートな赤ちゃんを放す事なんてできないよ!


私は慣れない農作業だけでもヘトヘトだったが、更に家事全般を負う事にした…。


農家の生活時間は朝5時~夜7時頃まで。
私は夜6時頃家に入り、夕食の支度を始める。

夕食の後片付けをしてキアラをお風呂に入れて、自分もお風呂に入って上がる頃には

時計の針は0時を回ってる事が多い。
私の自由時間はそこから睡眠時間を割いて作るしか無かった。

本当ならお昼に2時間ぐらい休憩時間があり、みんなはその時間に昼寝をしている。
私はみんなの昼食を作って片付けて洗濯等こなしてたらあっという間に2時間なんて過ぎてしまう…。



義父は糖尿病を患い、身体にペースメーカーを入れていた。
その為、元々電波の悪い所だったが、携帯の使用は禁止されていた。

友達とちょっと愚痴話でもして憂さを晴らせたら…そう思っても固定電話は家の真ん中。
独りの時間なんて無いから、そこで話してたら全て筒抜けだ…



隣の部屋は私たち夫婦とキアラの部屋。合わせて8畳程度の狭い部屋だ…
勿論扉は閉めてはならず、簡単なのれんが掛けられてるだけでプライバシーもありゃしない。
が、その部屋にTVをつけて夜、1時間ぐらいパパと二人で見るのが唯一の楽しみだった♪

私が小声で『今の人、面白いねw』と言うと
パパは『うんw』とただ頷くだけ。

義母(茶の間より)

『えー?何か面白い事あったーー??』

どんなに小声で話しても義母には全て聞こえてしまうようだ…(滝汗)


午前0時を回り・・・
みんなが寝静まった頃、私は唯一の楽しみであるゲーム・RPGの電源を入れる。
音を出さないで、明かりも消して、静かに1~2時間遊んで少しずつ進める…

義母『毎晩遅くまで起きてるのね~早く寝て早く起きた方がいいんじゃない?』

たったこれだけの楽しみも奪われてしまった。。。



ここまで読んでるとお気づきかも知れませんが…
パパは家の中ではほとんど話しをしません!
競馬場に居た頃は毎晩一緒に晩酌して、ずっとずっと二人で話をしていて…
それでも話は尽きなくて、寝るギリギリまで話して…
次の日も朝から一緒に馬に乗ってまた話をして…

出逢った頃は無口な人だな~とは思った。
でも、慣れてくると私にはたくさん話をしてくれる事が嬉しかった…。


前に夫が両親に何も話をしていてくれなかった時、その理由を尋ねるとこんな事を言っていた。

パパ『俺…母親に慣れてないから。ずっとばぁーちゃんが育ててくれたし。

   おかんは外に居て同じ家に居てもほとんど会わなかった』

う~ん…なんとなくわかるような気もする…。
ちなみに義父という人もほとんど話をしない人だ…
口喧しい母と、娘が二人も居たら男はこうなるものなんだろうか…?


だけど…私…もう限界だよ…
私が今してる事、思ってる事、誰かに聞いてもらいたいよ…
私は初めての【嫁】になって、ただただ気に入られたくて精一杯無理をして生活をしていた…。
だけど…そんな私に誰も気付いてくれない…
パパでさえ…背を向けてるよ…。

キアラ…ママは…どうしたらいい?
もっともっと…頑張らないとダメ?

キアラはまだ何も話してくれない…
叶夢もそんな私を心配そうに見上げてるだけだった…。







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