健『で??
お迎えってのは?
婦K?『そのまんまの意味だよ。
マスターが私を売り飛ばす事を決めたンだ。
ヤ●オクって言ったかな。
そこで落札した人がいたらしいよ。
健『!!?
婦K?『マスターには元々構ってもらってなかったからね。
箱から抜け出してはあちこち出かけてたンだけど…
婦K?『アンタみたいなからかい甲斐のある奴を見つけてね。
度々おちょくりに来てたってわけ
健『そーか、そーか。俺みたいのをおちょくりに………ってオイ
やっぱりおちょくってやがったンだな
じゃあ…俺の罪は…???
婦K?『もう遊びは終わり。
アンタは釈放だよ!
健『よしッッ
婦K?『だからもう「アンタの家へ遊びに来ることもない」。
健『…………。
婦K?『せいせいしたでしょ??
健『これで平穏な日々がおくれるわけだもんな。ひと安心ではあるけど…
なんか淋しいなそれ。
婦K?『………え??
健『お前、相当なくせ者だけど、見た目は可愛いし、なんだかんだで優しいしな…
婦K?『!!?
健『お前さ…俺が39度の熱出してぶっ倒れた時も看病してくれてたよな。
婦K?『……………。
健『今回はやたら手が込んでたけど、いつもお前が来ると賑やかになってた。
…………だから淋しいな。
婦K?『………ッッ!!!
私はこれから新しいマスターの元に行くよ。もう配送もされてる。
今度こそは楽しませてもらえる事を期待するよ。
到着する前に箱に戻らないといけないからね。
健『今度こそは存分に可愛がってもらうんだぜ?
婦K?『ありがと。
たっぷりとね
…………じゃあ
健『おいッッ!待てよ
婦K?『…………何??
健『最後に教えてくれ!!
K察を沈黙させたりどこにでも現れたり…!!
お前は一体何者なんだ??
婦K?『…………………。
婦K?『……「私は普通の魔法使いだよ」
健『……そ、そんなわけ…!!
※健が反論しようとした時には既に彼女は消えていた…
新しいマスターの元に旅立ったのだ。
思えば嵐のような奴だったな…
散々掻き回してくれた後には静かに消えてった…
幸せになれよ
~次回、『No.1を超える者』へ続く~
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