婦K?の告白② | さくのん日記

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健『で??
お迎えってのは?





婦K?『そのまんまの意味だよ。
マスターが私を売り飛ばす事を決めたンだ。

ヤ●オクって言ったかな。
そこで落札した人がいたらしいよ。



健『!!?


婦K?『マスターには元々構ってもらってなかったからね。
箱から抜け出してはあちこち出かけてたンだけど…



婦K?『アンタみたいなからかい甲斐のある奴を見つけてね。
度々おちょくりに来てたってわけキャ


健『そーか、そーか。俺みたいのをおちょくりに………ってオイえ゛!むかっむかっ


やっぱりおちょくってやがったンだなえ~!!ムカムカ




じゃあ…俺の罪は…???




婦K?『もう遊びは終わり。
アンタは釈放だよ!


健『よしッッえ゛!グーきらきら!!きらきら!!






婦K?『だからもう「アンタの家へ遊びに来ることもない」。



健『…………。










婦K?『せいせいしたでしょ??









健『これで平穏な日々がおくれるわけだもんな。ひと安心ではあるけど…





なんか淋しいなそれ。




婦K?『………え??



健『お前、相当なくせ者だけど、見た目は可愛いし、なんだかんだで優しいしな…






婦K?『!!?




健『お前さ…俺が39度の熱出してぶっ倒れた時も看病してくれてたよな。




婦K?『……………。





健『今回はやたら手が込んでたけど、いつもお前が来ると賑やかになってた。




…………だから淋しいな。







婦K?『………ッッ!!!






私はこれから新しいマスターの元に行くよ。もう配送もされてる。


今度こそは楽しませてもらえる事を期待するよ。

到着する前に箱に戻らないといけないからね。




健『今度こそは存分に可愛がってもらうんだぜかお



婦K?『ありがと。

たっぷりとねかおきらきら!!


…………じゃあ




健『おいッッ!待てよえ゛!



婦K?『…………何??





健『最後に教えてくれ!!
K察を沈黙させたりどこにでも現れたり…!!


お前は一体何者なんだ??









婦K?『…………………。
















婦K?『……「私は普通の魔法使いだよ」



健『……そ、そんなわけ…!!







※健が反論しようとした時には既に彼女は消えていた…

新しいマスターの元に旅立ったのだ。



思えば嵐のような奴だったな…
散々掻き回してくれた後には静かに消えてった…


幸せになれよかお




~次回、『No.1を超える者』へ続く~










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