私が住んでいる大田区。
大田区にも江戸東京伝統野菜が存在します。

大田区馬込 三寸人参、半白胡瓜の二種類です。
野菜を学ぶ中で存在を知り、縁を繋げていただいた素晴らしい方々の協力の中で
息子が通っていた小学校。大田区池上第二小学校の道徳の授業で取り上げていただけることに
なり、今年で三回目の夏を迎えることが出来ました。

時代の流れの中で消えつつある地元の伝統野菜の存在と、守り続けている地元の生産者の方々の
存在も子供たちに知ってほしい。の思いから実現できた取り組みです。

今年はネットは張らず、本格的な育て方で挑戦です。
今年は天気にも恵まれ、校庭の大きな桜の木の下でお話を聞くことが出来ました。

皆、真剣です!

教えてもらいながら小さな手に胡瓜の苗をそっと触りながら6株植えました。
夏休み前には皆で収穫祭で食べれるといいね!音譜

初めに咲く花は実がつかない雄花。次に咲く花が実が付く雌花。
雄花と雌花の見分け方も教わりました。
花の中に三つの白い玉があるのが雌花!かわいい!ラブラブ

実が付かないからと言って簡単に花を摘んではいけません。
虫が蜜を吸いに来るのに雌花が守られること!だから雄花から咲くのだよ!う~んなるほど。

すべてに無駄。なことなんてないのだ。
無駄。いらない。なんてなく、全部が必要なんだ。(人間社会みたい)


野菜の伝え方にもいじめ問題に繋がるキーパーソンが生じることも学びました。
たとえば食べ比べです。
こっちの方が美味しい?こっちは美味しくない。なんて良くある会話の中にも。
子供たちの中に、あの子は良い子。この子は普通と違うから悪い子。と繋がって
心に伝わっていく。
食を伝える専門家の方に教えていただいた時は、え~!っとショックでした。
なぜなら、何気なく食べ比べで口にしている言葉だったからでした。

こっちの方が美味しい・・・とか。
大人は感じない事でも、大人から聞く子供は自分たちのすべての繋がる事に
関連して感じてしまうことを。

伝統野菜を通して、伝える事の大切さや、感じ方など沢山の事を学んでいる気がします。

その昔、4000本の半白胡瓜を早朝から家族総出で手伝い、終わってから子供たちは
学校へ行かせててもらっていたとお話で聞きました。
色々な思いが込められた地元の伝統野菜です。
大切に大切に地元で守り続けていきたいと思います。