2024年8月読書まとめ | milestoneのブログ

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8月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:4202
ナイス数:198

ウクライナにいたら戦争が始まった (角川文庫)ウクライナにいたら戦争が始まった (角川文庫)感想
世界中がコロナ禍の中、何ヶ月も前から戦争が始まると確実視されているウクライナへ、高校と中学の子供を連れて旦那との離婚協議のために出国するいい歳をした女と、ウクライナで"放射能はお友達"と広報活動に勤しむテロ企業東京電力で社員として甘い汁を吸い続ける呑気な男にイライラさせられるだけの、不愉快で最低な本でした。ミサイルや砲弾が飛び交い、戦車が街を蹂躙し、機関銃が民間人に向けて乱射される大混乱の戦場第一線を、言葉も全く分からない日本の女子高生と女子中学生が2人だけで逃げ延びられると思いますか?
読了日:08月05日 著者:松岡 圭祐


オー!ファーザー (新潮文庫)オー!ファーザー (新潮文庫)感想
以前はよく読んでいた井坂さんですがかなり久しぶり。この理屈っぽくてくどい言い回しがまさに井坂節と懐かしかったのですが、3/4くらいまでは何ともつまらなくて投げ出すところでした。どうにか最後まで読みましたが前置きが長すぎです。でも、次の本も既に購入済み、後悔させないでね。
読了日:08月08日 著者:伊坂 幸太郎


インドラネット (角川文庫)インドラネット (角川文庫)感想
しばらくぶりに面白い本を読みました。なかなかにダークな話で主人公は嫌な奴、周辺もワルばかり。なのに読み始めると止まりません。最後もある程度予想通りの救いのないものでしたが、カンボジアや東南アジアの雰囲気も満喫できてよい読書になりました。
読了日:08月16日 著者:桐野 夏生



ガソリン生活ガソリン生活感想
全くの期待はずれ。本当にひとつかふたつ面白い会話はあったものの全然つまらなかった。もう読まない。
読了日:08月17日 著者:伊坂 幸太郎



チャンス: はてしない戦争をのがれてチャンス: はてしない戦争をのがれて感想
こんな小さな子どもが良く生き延びてくれました。ユダヤ人がドイツやポーランド以外でもこれほど大変な思いをさせられていたとは初めて知りました。今もウクライナや中東、アジアやその他世界中で、同じように逃げ惑っている人々が大勢います。ホロコーストの経験すら生かすことのできない人間。なんて情けない生き物なのでしょう。抑止力なんて幻想、政治家と軍需企業の金儲けの作り事です。我々は人間の能力の低さをもっと自覚し、武器は捨てるべきです。
読了日:08月18日 著者:ユリ・シュルヴィッツ



ロンリネス (光文社文庫 き 21-2)ロンリネス (光文社文庫 き 21-2)感想
前作同様に面白くて一気に読まされました。30代ってやっぱり若い。私にとっては夢のような世界ですがそこに住んでいる人たちもご苦労が絶えないようです。それでもタワマンの高層階に住んでみたい。不倫相手の男が今一つなのと、最後の突然の停戦が腑に落ちず物足りなかったです。
読了日:08月21日 著者:桐野夏生



書いてはいけない――日本経済墜落の真相書いてはいけない――日本経済墜落の真相感想
森永卓郎さんの遺書。この国の政府が戦後都合の悪い真実はすべて隠蔽し大ウソをつき続けていることは東日本大震災の際に十分理解しました。当時自民党は野党でしたが、頼りない民主党政権の陰で浮かれまくっていた安倍晋三のおかげで知ることができました。1,000人の子供たちを死ぬまでレイプし続けたジャニー喜多川とその共犯者である腑抜けのマスゴミ。自らが頂点の独裁国家維持を至上命題とし弱い者いじめを徹底し国民から搾取し続ける中央官庁。民間航空機を自衛隊に撃墜させたことで結果的にアメリカに国を譲渡してしまった自民党。
読了日:08月22日 著者:森永 卓郎



その日東京駅五時二十五分発その日東京駅五時二十五分発感想
余韻のあるとても良い小説でした。あとがきまですべて読みました。当時の日本にもこのような人がいて、このような戦争体験もあったのですね。あの頃の国民はみんなカルト政府に洗脳され、若者は自爆テロで、下級軍人は餓死や敵の標的にされ、民間人は軍人の盾にされて、嘘八百のお国のためにと犬死したのかと思っていました。もう一歩踏み込んで国に疑問を呈していれば、そんな人が大勢いれば、最初から負けると分かっていたあんな戦争をすることもなかったかも知れないのに。でも大震災を経た今のこの国も何も変わっていないと思います。
読了日:08月23日 著者:西川 美和



新書885日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書 885)新書885日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書 885)感想
残念ながら答えは書いてありませんでした。読み物としては面白いのかも知れませんが、米国担当者の30年後の証言だけが新しい内容で、あとは事故調の報告書の反復と情緒的な物語りでした。報告書が結論づけた事故原因の裏付けや、撃墜説など様々な疑問への科学的回答を期待しましたが、客観的な分析や検証はごく僅かで、今回公開された米調査チームの報告書等の公文書もほとんど生かされていませんでした。消去法や状況証拠、検証不可能な垂直尾翼からの推論だけでは今までと何も変わりません。政府見解の追認、補強のために書かれたのでしょうか。
読了日:08月23日 著者:堀越 豊裕



不審者 (集英社文庫)不審者 (集英社文庫)感想
最後の30ページまでこんな結末は全くの予想外。伊岡さんに見事にやられました。登場人物がとにかく嫌な人ばかり。脳天気で優柔不断な旦那。気が強くて半分ボケた義母。陰気な実母。そして結末が分かった後も最後まで一番嫌な奴が意地悪でしつこく権力まで振りかざす義兄。可哀想なのは犯人だけ。弁護士の奥山先生に頑張っていただき無罪判決を勝ち取ってもらいたいです。
読了日:08月25日 著者:伊岡 瞬



トロピカル性転換ツアー (文春文庫 の 16-3)トロピカル性転換ツアー (文春文庫 の 16-3)感想
この本でなければ知ることのできないとても興味深い内容でした。とても深刻で大変な経験なのに、終始明るく肩肘張らずに書かれているので楽しく読むことができました。そうでなければ怖くて途中で読むのをあきらめていたかも知れません。舞台がタイというのも良くて、手術目的はご免ですがまた行ってみたくなりました。挿絵も良かったです。
読了日:08月26日 著者:能町 みね子



プリズン・ドクター (幻冬舎文庫)プリズン・ドクター (幻冬舎文庫)感想
幅広い内容でとても面白かったです。ただ、息子が働いている刑務所に実父を収監するというのは間違えとしてもまずありえないような気がしますし、おそらく10年以上も囚人を殺し続けた刑務官が逮捕後に"己の治療に人生をささげたい″などと甘いことを言っていて良いのかとも思いました。それでも現代社会への問題提起もあり一気に読んでしまいました。そして、滝川さんの考えには賛同で気持ちにも共感しました。その行為も心情的には罪に問わず赦して欲しいと思ってしまいました。また、もっと母を大切にしなければと反省しました。
読了日:08月29日 著者:岩井 圭也




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