現代人は【豹変する】と聞くと、今までの態度からガラッと180度態度が変わることを想像します。「豹のようにサッと素早く身をかわすことかなぁ」なんて思っていました。
イメージとしてはネガティブですよね。
でもこの言葉の由来はチョット違っていたようです。
元々「豹変」と言う言葉は、美しく変わるさまを表していたようです。
昔から豹の毛皮は非常に貴重でした。何故かというと豹の毛皮は、見方によってその色が美しく変化して他の毛皮では得られない美しさがあるからです。
現代人にとって何に例えたら良いのでしょうかね。
例えば、北極や南極でしか見られないオーロラが変幻自在に変化するさまは、いつまで見ていても飽きないし、その美しさに我を忘れてしまうと聞きます。当時の豹の毛皮の美しさはそのくらい高貴な神々しい美しさの感覚だったのではないでしょうか。
その変化することの美学が何に例えられたかと言いますと、
「学徳のある人は過ちを悟るとすぐこれを改めて善に移ることが極めて著しい。君子の言行は豹の毛皮の色模様が美しく変化するようである」と例えたわけです。
「君子は豹変し、小人は面を革(あらた)む。」(易経)と言う言葉もあるそうです。
これが転じて「利欲や評判のために態度や主張を急に変えること」に誤用されているそうです。
でも、みんなが誤用したら、その使い方が正解になってしまうんじゃないですか?