このブログ、「温故知新は人生の道しるべ」を書き始めた動機、そしてブログの名前を決めた経緯を思い返す。
きっかけは、今日の題名の本を見つけたから。
この本は、1988年頃、まだ独身の時に営業で高円寺周辺に出向いた時に、アポイントまで時間があり、古本屋に入ってすぐに100円コーナーの棚にあった本でした。
パラパラとめくって、ちょっと時間が空いた時にパラパラ読むのに丁度良いと思ったのです。
そして、読んでいると、日本人が使っている中国発祥の故事成語の使われ方が、本国の使われ方と違うことに興味を持った。
それで、こういう過去の出来事を知らせるブログを書いていこうと思ったのです。
それからは、異なる使用法を発見するためにページをめくっていたのですが、「折檻」や「豹変」ほどの違いを見つけることはありませんでした。
人生に役立つ故事はいっぱいあるので、自分にとって大変勉強になるのですが、それに何かしらエピソードを書き足そうか、と思うと、それがなかなか思い浮かばないので、そのままになってしまっています。
今日しばらくぶりに、このことわざ辞書をペラペラとめくっていると、今まで目に留まらなかった成句に目が留まりました。
仁者は己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達せしむ
仁者は自分が立身したいと思えば、人を立身させてやり、自分が栄達したいと思えば、人を栄達させてやる。(孔子の言葉)
以前までは読んでも、目にも留めず、心にも残らなかった文章が、今の自分には目に留まり、かつ心にも残った言葉でした。