「邦男と二宮と」を読んだ 瀧井孝作の「邦男と二宮と」は、瀧井の小説には珍しく私小説ではないのだが、案外面白く読めた。題名にある二宮とはもちろん作中人物のことであるが、その妻の様子が「日々鉄亜鈴の練習を欠かぬから頑丈で、力わざも今は米一俵らくにさし上げるくらい。」(瀧井孝作「邦男と二宮と」より)と書かれているのを見て、初めは身体能力の高いアイドリング!!!14号の酒井瞳さんを思い浮かべたのだった。しかし、日々の鉄アレイを欠かさないくらいトレーニング好きというのは、むしろ遠藤舞さんに共通するところであるようにも思われた。