しばらく抜け殻のように何にも考えず
何にもせずに車中にいました。

何分経ったのか、1時間ほど経ったのか。

電話が鳴りました。

華やかな着信メロディで、誰だかわかりました。


取引先の人です。


瞬時に正気に戻り、
「あーあーあー」と声のトーンがおかしくないか確認した後、電話に出ました。

いつものように、普段の声のワントーン上の声色で、
「はい。もしもし!お世話になってます!」
と出ました。

今日中に欲しい書類があるから、メールで送ってくれるか?という急な内容でした。

「夕方までには送りますね」

と言って、電話を切りました。


さっきまで衝動的とは言え、全てを投げ捨ててこの世から去ろうとしていた私なのに。

なんだよ、私。

なんにも捨てられる勇気なんてないじゃない。

それどころか、嘘の1つでも言って、今日は終日外出で、送れないんです。明日になります。とも言えない。


小心者。。。