ご馳走してくれたKさんにお礼を言って、お店を出たら、少しクラクラして、自分が結構酔っ払っていることに気がつきました。
とりあえず2人並んで歩き出しました。
Kさん「次どうする?」
私「お礼に、軽く一杯だけでもご馳走させて。お茶でもいいし」
Kさんは、じゃあと言って、次のお店(バーかカフェか?)を探すふりをしながらも、この辺りは詳しいはずなのに、なかなかお店を決めてくれない。
フラフラとあっちの角を曲がり、こっちの角を曲がり、とKさんと並んで徘徊していました。
私「どうする?どっかある?」
フラフラしていたKさんが急に立ち止まって、私の正面に立ちはだかりました。
私の目をまっすぐ見て、
Kさん「あのさー。俺、本当に、生まれ変わったらななみちゃんと一緒になりたい」
今度は笑っていませんでした。
あんまりにもまっすぐな目で真剣に言われて、びっくりして、もしかしたら、本当にそう思ってくれているのかなーと思ったと同時に、
私の目から、大粒の涙がボロボロ落ちました。
無言でしばらく泣いていた私。
自分でもこの涙が一体何なのか、よくわからなかった。
私「ありがとう。その言葉を大事に、生まれ変わるまで頑張るよ」
そうは言ったものの、私は、来世じゃなくて、今世で、、辛い現実の生活から、「助けてほしいよー」と叫びたい気持ちだったのです。
ロマンチックで耳障りの良い、「生まれ変わったら」という約束は、今の私には遠い話すぎて、、、。
そうじゃなくて、本当は、今、今夜、どうするの?と言いたかった。
でも言わなかった。
Kさんは、私をぎゅっと抱きしめました。
来世じゃなくて、今世で、ぎゅっと抱きしめました。
また泣きそうになったので、わざと笑って、
「帰ろっか」
と言って、駅に向かいました。
(私の滞在しているホテルは駅前です)
歩いている途中、手を繋いで来たKさん。
2人はこの時、違うことを考えていました。