鏡の中 | 愛をもって、生きて行こう

鏡の中

姿見に、


見慣れた人が、映り込んでいた。


その中は、左右の逆転した世界。



後姿に、


眼を奪われて、


顔を近づけたり、


離したり、あたしが映っている。



毎日、見ているはずの自分を


じっくりと眺めてみると、


知らない自分が、そこに居た。



見ているようで、見てない…


いや、見ないようにしていただけかも、


わからない。



年齢を重ねるということは、


変化していくということ。



日頃の生活は、嘘を吐かない。



いいことも、悪いことも、


正直に、今の自分を鏡は、浮き彫りにする。



食べたもの、睡眠時間、運動、生活習慣…


それぞれが、今の体を作っている。



人は、成長し、変化し、


そして、老いるもの。



誰も、その流れには、逆らえない。



見た目もそうだろうが、


内面も同様に変わっていく。



そんな変化まで、


鏡は、くっきりと映し出す。



自分と向き合う時間…


自問自答してみる。



正しいことだけをしてきた訳じゃない。


自分を偽ったり、人を欺いたこともあります。



なにかと言い訳を探して、


自分を正当化しようとする。



そこが、人の弱さ、悲しさ、貧しさ…



そして、愚かさ。



清く、正しく、美しくなんて、


理想でしかない。



内面が、顔に出る。



それが、わかっているのは、自分だけかも、


知れない。




胸を張って生きるのは、難しいけれど。




どう生きるか、


見直してみようと思う…




肩を落とした自分が、映っている。


まだ、遅くないよね。







恥も外聞も、あるのだから…