透明の手帳
ガラス…
それとも、クリスタル…
誰にも、見せない
見られたくない…
あたしだけの秘密の手帳
嬉しかったこと、
悲しかったこと、
辛かったこと、
キレちゃったこと、
全部書いてある
それは、日記じゃなく、
メモでもなく、スケジュール帳でもない
知らない間にリセットされてる箇所もあり、
知らない間に変化してたりする
心が成長したら、見える世界が、
見える角度が、変わる不思議なシロモノ
装丁も、ページも、無色透明
誰にも、読めない、わからない
あたしだけが、扱えるあたし専用の手帳
勝手に消えることは、あっても、
消しゴムは、使えない
消そうとすれば、するほど、クッキリ残る
本当は、それぞれ誰の心にもある大切な手帳
他人には、見せられない、読めないけれど、
それゆえに、愛おしい一冊
使い切ることもなく、どこかに忘れることもなく、
紛失することもない
心の引き出しに、いつもしまってある手帳
透明だけど、誰にも、わからないけど、
たぶん、あたし自身を閉じるまでは、
傍に置いておけるでしょう…
そう、それは、いつの日か、機会があれば、
アナタに語って聞かせたい
たくさんの宝物の詰まった透明の手帳
その日まで、楽しみに待っててください
少しでも、多くの幸せが、
綴られていますように…
これまでも、この先も、ずっと、もっと…
今夜は、なにを綴ろうか