朝、いつものように目が覚めた
数週間
同じ生活リズムを刻んでれば
さすがに体が慣れてくるらしい
朝が苦手なあたしも
休みの日もたいてい
「いつも」の時間に
起きれるようになってしまった
静かに部屋を出て
外
外、が久しぶりなことに気づく
普段行き来するだけなんて
「外」じゃない
ただの通路だ
久しぶりにちゃんと見上げた空
青かった
春なんだなあと
すれ違う人の装いでも感じる
あたしはまだどこか
冬のままだ
桜がもう咲いていた
あふれるように
青からこぼれていた
飛行機雲すら青に溶けていた
あたしの心はきっとずっと
あの場所を出た時から
深海にいたに違いない
大切なものってどれだろう
世界の反対側に来たみたいに
今までわからなかった感情や大切さが
春の陽射しのように
無言で優しく降り注いでいるよ、今
あたし、きっと新しくなるんだね
