さて、無事帝王切開は終わりましたが、術後の出血が止まりませんでした。
何回も産褥パッドを換えてもらい、その都度出血量を量ってくれていたようです。
お昼から夕方にかけては、圧迫止血法を試みてくれ、子宮の中に2・3回ガーゼを詰めてくれました。
しかし、止血できず、そのガーゼを取り出すと、真っ赤です。
夜になって、出血が止まらないので、子宮に直接注射して、収縮を促し止血するという、とてもキツイ注射をされました。
一瞬止まったかなと思いましたが、どくどく膣から血が流れてくるのがわかるくらい出血し始めました。
この時点で、術後の出血量が700mlになったようです。
帝王切開術中の出血は、羊水込みで400mlだったので、術後に倍近く出血したことになります。
この原因は、やはり胎盤が低い位置にあるので、その低い位置にある胎盤をはがしたあと、粘膜の組織なので収縮せずに、血が出続けていたようです。
通常の位置に胎盤があれば、筋組織なのでぎゅっと収縮して、そのおかげで血が止まるみたいです。
さて、この止まらない血。この時点で、夜の21時前。
私はこの後、軽い出血性ショック状態(DIC)になってしまいました。
意識が遠のきそうになって、それを伝えると「意識手放したらだめよ!」といわれ、もうろうとする中で、意識をなんとか保っていました。
輸血はしなかったですが、点滴が一気に8個くらいつながれ、看護師さんや助産師さんに何箇所も点滴の針を刺されました。
とても緊迫していて、バタバタしていました。
帰りがけのスタッフの方も対応してくださり、ほんとにありがたかったです。
ドクターは動脈に点滴の針を指すのに、難しかったのか、たくさん失敗してました。「いかんなぁ、刺さらん。またいかん。」と言っていました。おかげで、いまだに6箇所ほど点滴の跡が残っています。
そして、子宮摘出か、子宮動脈塞栓術かの選択を迫られました。
私は、子宮摘出でもよかったのですが、輸血の準備が1リットルしかなかったのと、産婦は血液量が増えているうえに、血が止まりにくくなっているので、医師としては子宮摘出は避けたかったみたいです。
さて、子宮動脈塞栓術をするためには、放射線科の医師がつかまらなかったら、別の病院に搬送されることになっていました。
が、なんとか帰宅していた医師が戻ってきてくださったので、40分後に手術開始となりました。
何が何だか分からないまま、またまたオペ室に運ばれました…