子宮頸がんの上皮内癌の診断を受けた。

CIN3、HSIL、高度異形成、上皮内がん・・・同じ状況をあらわす
似たような言葉があることを初めて知った。

私は、単純子宮全摘手術をダビンチで行うことを選択した。

レーザ蒸散術、円錐切除、単純子宮全摘と3つある選択肢で、
一番確実だと思う方法を選択した。

診断を受けてから約1ヶ月後の手術。

この判断が正しかったのかどうか、いまだによくわからない。

決めてから半月近く時間がたつのに、いまだに迷いはある。

手術の説明をしてくれた先生は、

「直前になって術式を変えても大丈夫だから」そう仰ってくれた。

他の方法でも、何とかなるんじゃないかっていう気もしている。

ただ、私には、背中を押してくれた人がいる。

『いま、ギリギリを狙って取り切れなかったらどうするの?
子宮体がんに、なってしまったら、その時、後悔しないの?』

私は子供を産んでいないから、
経産婦に比べて体がんになりやすいのは間違いない。

でも、ならない可能性もある、全員がなるわけじゃない。

子宮筋腫がある、これが今まで以上に悪さをすることになるかもしれない。

冷静に考えて、この決断をした。

自分でも、よく思い切ったと思う。

告知されるまでは、取ってしまえばいいかなって
少し軽い気持ちもあった。

いざ現実になると、なかなか簡単に割り切れない。

人によっては生理がなくなるし、ラクになるっていう人もいるけど
なかなかそう簡単に割り切れる人ばかりじゃない。

私は、自分では割り切れると思っていたけど
実際直面するとそうではなかった。

自分の気持ちを整理しながら、手術に向かっていこうと思う。

私の決断を「英断」と言ってくれた人がいる。

背中を押して決断させてくれた人に感謝したい。