ふるいちのぶっかけうどんが優勝の件 | The Milano Times

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ミラノから更新



おいらはミラノに長いこと住んでいますが、生まれてから高校まで、倉敷で過ごしました。

イタリア人が「nel mio paese...(私の国では)」と、自分のお国自慢をするように、おいらも倉敷の個人的に思い入れのある事柄を時々書いています。

ふるいちの「ぶっかけうどん」はその中の一つですが、今でも一時帰国の際には欠かすことが出来ない楽しみになっています。



さて、ふるいちの「ぶっかけうどん」が、代々木公園で開催された「うどん天下一決定戦」2016でめでたく優勝したようです。

長年愛し続けているうどんが日本一に選ばれるなんて、ちょっと嬉しい。

そしてタイミング良くミラノの我が家に日本一のうどんが届きました。あふれる涙を止めるのに苦労しました。

うどんと言えばさぬきなんですけれど、倉敷は香川から本州に瀬戸内海を渡ったすぐの街なので、昔からうどんが好きな人も多かったみたい。



優勝と言えば、もう6年も優勝から遠ざかっているインテル。

ミラノでの開幕戦ということで、日曜日にサンシーロ・スタジアムで生観戦して来ました。

結果はパレルモと引き分けで、とても優勝を狙えるチームには見えませんでした。

いいところもあったんだけれど、ことごとくシュートがゴールの外に外れるのはいかがなものか。

長友選手はケガで試合には出てません。

ただ、夏の移籍市場締め切り前に大型補強が決まり、戦力的には期待できそうなシーズンです。

ちょっと気がかりなのが急な監督交代をしていること。

マンチーニ監督は優勝経験も豊富で、戦力さえ整えばかなりいい結果を残せるのが分かっている人だったのですが、新オーナーや新しい首脳陣と直接会って話がしたいという要望が叶わず、信頼関係に問題が発生したのが原因で、デ・ブール新監督に交代した成り行きはあまり好ましい話ではありません。

せっかく戦力が整っても、イタリアのセーリエA未経験の監督というのは不安材料だね。オランダでは優勝してるんだけれど。

補強で来たのは、ヨーロッパ杯優勝国ポルトガル代表のジョアン・マリオ、リオ五輪優勝のブラジル代表のがビゴール。

若くて才能のある選手獲得を目指すと言っていた新オーナーが有言実行した感じです。

ただ、これで新監督が勝てるチームにするのにどのくらい時間がかかるのか、手放しで喜べる状況ではないのが現状ですね。

ともかく、ふるいちの次はインテルの優勝で喜びたいと願いつつ、ミラノで「ぶっかけうどん」を楽しむことから始めたいと思います。

中国語の勉強も継続中。