早いもので
8月も残すところ、あと1日。
先週末になりますが
歌舞伎座まで出かけてまいりました
7月に海老蔵さんの歌舞伎を拝見して以来
すっかり歌舞伎にはまってしまいそうです
今回は
8月納涼歌舞伎第3部
野田版 桜の森の満開の下
千龝楽
野田秀樹さんが、今は亡き中村勘三郎さんと
タッグを組み構想を練っていらっしゃった
演目…
残念ながら、果たせなかった夢を
次世代の息子(勘九郎)さん達が受け継がれ
この「8月納涼歌舞伎」にて
見事に、野田秀樹×中村屋や市川染五郎さん達
により、実現されたのでした
坂口安吾の
「桜の森の満開の下」と
「夜長姫と耳男」の作品を下敷きに
野田秀樹さんによる、作・演出で構成され
何とも不思議で、観る人を惹き付ける世界観を
勘九郎&七之助さん達が演じられました
観る前の予想を遥かに超える、
驚愕や古典歌舞伎とはまた異なる
舞台の美しさにも、目からウロコのごとく感動し
お話自体は、ある意味怖くもあり切ない内容なのに
まるで、夢のファンタジーの世界にいるような
錯覚をおぼえました
👆七之助さんの
「夜長姫」のお衣装もひらひらと
天女の羽衣の様に華やかで綺麗
ラストの場面…耳男(勘九郎)に刺されて
花吹雪と共に、息絶えて消えていくシーンは
哀しいのだけれど、この上なく美しい*:..。o○☆゚
プッチーニの歌劇ジャンニ・スキッキ劇中歌
「私のお父さん」(マリア・カラス)の
歌が流れる演出もとても効果的で
更に美しさや切なさを引き立てているように感じました
7月の海老蔵さんの成田屋の荒事江戸歌舞伎も
とても素敵でしたが
今回の中村屋&野田秀樹「桜の森の満開の下」
心から、観ておいて良かったと思える
素晴らしい舞台でした
お気に入りの歌舞伎座特製
紅白鯛焼きを今回も開演前に予約
サクマドロップ歌舞伎座バージョンも