2023年2月

妹が急性骨髄性白血病になりました

姉の視点で治療の経過を綴っていきます


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2023年2月初旬  妹が急性骨髄性白血病で入院

                        寛解導入療法で寛解                       

                        地固め療法で入退院(3回) 繰り返す
7月末      血縁フルマッチの造血幹細胞移植
9月初旬   退院
10/30      急性GVHD と 肝中心静脈閉塞症で緊急入院
 12/9       退院
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妹が、肝中心静脈閉塞症(VOD)と

急性GVHDで、緊急入院するも

状態が落ち着き、退院してからは

すっかりブログから遠ざかってしまいましたアセアセ


私がとても忙しく…ダッシュ

外来は妹だけで受診し

私が妹の状態を詳しく把握出来てなかったので

書けなかったんですね…(ごめんなさいお願い)


そして

今ブログを書き始めたのは


妹がまた入院となり…

新たなGVHDが判明してしまったからですえーん


昨年退院後の妹の経過はというと


骨がバッチリ見えるほど痩せていましたが

酷い味覚障害と闘いながらも

(いつもマズイマズイ魂と言っています)

頑張って食べた結果

元の体重くらいには戻ってきましたOK


ただ目のドライアイが酷くって目

目を開けるのが難しい状態が続いています泣


皮膚も全身が茶色く

ところどころ痒みや紅斑もありますショボーンピリピリ



GVHDの予防薬薬

VODと急性GVHDの入院時に飲み始めた


ジャカビ10mgを朝晩


徐々に減薬してきたプレドニン1mg

(妹にはステロイドが効かないということで

減薬となりました)


を服用しています


そんな中、少し動くと息切れたり驚き

咳が止まらなくなったりして

血中酸素濃度が92にネガティブ


外来受診病院で主治医に話したところ

血液検査予防接種は問題がないので

たくさん薬薬を飲んでるせいだろう

とりあえず、4週間後の外来時に

呼吸機能検査をしようということになりました


でも、その後も妹の状態は悪化していき

血中酸素濃度は90を下回りガーン

体もしんどい…ネガティブ

そこで

4週間を待たずに再度、外来を受診することに病院


主治医からは当初

X線、CTの結果は何も悪いことはない

ただ、酸素の取り込みが悪い原因が不明なので

入院して、ゆっくり検査しようとなりました


そして約1年ぶりに呼吸機能検査をしたところ

検査技師さんから

別人の肺かと思うほど悪くなっているポーン

と驚かれたようで…


その後、主治医から肺のGVHDである

BO(閉塞性細気管支炎)

診断されましたガーン


BOとは(日本造血・免疫細胞療法学会によると)


肺のGVHDであり

同種移植後の発症率は5%程度とされています。


しかし、

他の臓器に慢性GVHDのある患者さんでは、

発症率が15%程度あるとされているため

定期的(3ヶ月程度ごとに)

肺機能検査を受けることが望ましいです。


発症時期は同種移植後2年以内が多いですが、

それよりも遅くに発症する場合もあります。


BOの症状としては、労作時の息切れや空咳、

喘鳴(ぜーぜーした呼吸)などがありますが、

これらの症状は進行して初めて

自覚されることが多く、

早期には症状を伴わないことが多いです。


通常、胸部レントゲンやCT検査では

異常陰影は無く、

呼吸機能検査で閉塞性障害

(息が思いきり吐きづらくなること)が

出現します。


治療は、

ステロイド内服を行うことが基本です。


最近の研究でステロイド吸入、

マクロライド系抗生剤内服、

モンテルカスト内服を併用すると

治療効果が高いことが明らかになっています。


低下した呼吸機能は

回復しないことが多いですが、

呼吸機能を安定化させ、

悪化させないことが重要です。


進行すると、呼吸不全が強まり、

酸素吸入が必要になり、

致命的になるため、

診断がついたらなるべく早く

治療を受けることが大切です。


大変なことになってしまいましたえーん


長くなってしまいましたので

一旦ここまで、ご報告致します