今年2月に急性骨髄性白血病と診断された妹、今週から末梢血幹細胞移植のために再入院しています。
昨日、今日とフルダラビンを30分ほど点滴したようです。今は口の中が酸っぱいという症状があるようですが、まだ大変な副作用は出ていないとのこと。差し入れの食べ物も全部食べたらしく、なかなかの食欲です明日もその調子だと良いなぁ〜明日からはブスルファンという抗がん剤も始まります。差し入れのドリア食べれますように
さて、セカンドオピニオンの続き(3)です。
血液のがんになるときには、何らかの遺伝子の異常があるようです。妹の場合はNPM1、DNMT3、FLT3-ITDの遺伝子変異があるとのことでした。このうちFLT3-ITDはとても厄介で、抗がん剤で叩ききれず残ったものが再び増殖する可能性が高いそうです。ただ調べると、最近はFLT3を標的とした分子標的薬というものがあり、どうやらFLT3- ITDにはヴァンフリタ(キザルニチブ塩酸塩)が非常に有効で、これまで再発時しか使用出来なかったのが、この春から初発時から使用出来るようになったらしいと知りました。妹の病院でこの話を主治医にしましたが、初発時に使用することはないと言われただけで詳しい話は聞かせてもらえませんでした。
そこでセカンドオピニオン先で聞いたところ、「そうです、初発時から使えるのですが、その時に重要なのが腫瘍量が一定以上あることが条件」ということでした。その検査方法は、リューコストラットという特別な検査だそうです。妹が今からヴァンフリタを使いたいと言っても、白血病を発症した時にリューコストラット検査をしていないから無理なのだということでした。ヴァンフリタが使えるタイミングがあるとすれば、それは再発の時ということでした。なるほど‥
そんなタイミングは来て欲しくないですが
念のため、再発時の注意点も聞いてみました。もう一度、私の造血幹細胞移植をすることは出来ないようで、でも早い時期の再発なら私のリンパ球を輸注できるとのことでした。ヴァンフリタを使う場合は、一番腫瘍量が増えているタイミングでリューコストラットの検査をするのが良さそう。
こうしてセカンドオピニオンでは、とても分かりやすい説明書をしてもらえました今回妹にはヴァンフリタは使えませんでしたが、この情報がどなたかのお役にたてれば良いなと思います。
妹の抗がん剤、明日からキツいらしいので、どうか乗り越えてくれますように
また、全ての病気と闘っている皆様の治療が上手くいきますように