今年2月に急性骨髄性白血病と診断された妹
とうとう今週、末梢血幹細胞移植のために再入院しました。どうか上手くいきますように
さて、前回のセカンドオピニオンの続きです。
造血幹細胞移植をする前には、移植前処置という治療をしますが、その方法は患者さんの状態によって何種類かあります。
代表的な前処置
1.全身放射線照射(12グレイ)+エンドキサン大量療法
2.ブスルフェクス+エンドキサン大量療法
3.フルダラとブスルフェクス(4日間療法)
4.全身放射線照射+エンドキサン+キロサイド大量療法
5.上記にサイモグロブリンを加えたもの
妹の場合、私が主治医から聞いたときは1.か4.の放射線を当てる治療と聞いたのですが、妹には、3.フルダラビンとブスルフェクスに5.サイモグロブリンを加えた化学療法のみの治療という説明に変わっていました。
そこでセカンドオピニオン先にこの前処置について意見を求めたところ、年齢的なことなどを考えると3.の治療は妥当な選択であると言われました
ただし、セカンドオピニオン先の病院では時代の流れに逆らい、造血幹細胞移植は、出来る限り末梢血幹細胞移植ではなく骨髄移植を行っていて(造血幹細胞移植は3種類あり、前述2つと臍帯血移植があります)、その場合は5.のサイモグロブリンを使用しなくて良いそうです。サイモグロブリンの役目は、GVHD予防です。なるほど〜病院によってこういうところが違うんだなぁーと思いましたこれは研究段階で、まだどちらが良いとも分かっていないとのこと
サイモグロブリン(抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン)、検索してみると、アナフィラキシーショックが起こりやすいから1回限りの使用にしなくちゃいけない、ウィルスや細菌、真菌などに感染している人は要注意などあるようですよっぽど強い免疫抑制があるのでしょうね。そう思うと、移植後の免疫が落ちたときには、ちゃんとクリーンルームに入らせて欲しいと強く思いました