王滝100km レースリポート② | 土とお友達

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Never too late! 2013年BCBRに向けてガツガツ楽しく頑張る。

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<レースまとめ>
距離:100㎞
時間:8時間25分32秒
獲得標高:2400m(らしい)

・コンディション
天候:晴れ(10℃~30℃くらい) 湿度低め。
コースコンディション:めっちゃドライ。ガレガレ。

~Jouleデータ(パワーキャルベース)~
平均心拍:142bpm
最大心拍:191bpm
平均パワー:180watts
最大パワー:1072watts
消費kcal:5859kcal

~その他~
消費水分量:約1.5L
トラブルの有無:なし


午前3時半起床。4時から朝食。
宿泊先の「プチハウス瀬音」さんは、この早朝からきちんとした食事を提供してくれるうえ、手書きで「がんばってください」と書き込まれた補給食がついて、本当に励みになります(涙)

きっとご主人寝てないんだろうな~。。
頑張るぞ~!

前日からこまめに水をとり、この日も10分に一口くらいのペースで水分を摂り、パワーバーをかじって体に水分とエネルギーを貯蓄!

朝5時過ぎにスタート地点となる松原運動公園入り。
バイクを並べて、準備完了!
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スタート前の祈祷を受け、
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御獄山への二礼二拍手一礼ののち、スタート!
目標はギリギリ10時間でもいいから確実に完走すること!!
前のブログのとおり、荷物を軽減するために(特にバックパックを背負わないようにするため)、本当に最小限の工具しか持たないというリスクの大きい選択をしてしまいました。
そもそもパンク修理ですら自分一人だったら10分近くかかります(^^;)
そのため、メカトラは何が何でも避ける!6月末に控えている今年最大のイベントのBCBRの前に怪我だってしたくない!

だから、とにかく丁寧に走ることを一番意識しました。
また、前日には昨年の王滝W優勝をしている池田コーチに「あまり体調が良くないのなら心拍ゾーンの3を維持して軽いギアで走ること」と指示を頂いていたので、ここも強く意識!
(ちなみに私の心拍ゾーンは140~160くらい)


<スタート~第1CP(30km地点)>
2回の長い上りがあるこの区間。
すぐに大渋滞にはまりました。前回9月に参加したときは、ついここで焦ってしまい、前に出ようとして無駄に体力を使い、すぐに疲れてしまった反省がありました。そんなわけで、今回は焦らずそのまま最後尾から周りの流れに合わせながら走りました。(そう、諸事情で完全に最後尾スタートでした・・・)
ただ、「一緒に走りましょう!」とお願いをしていたTさんとはこの渋滞ではぐれてしまい(離してしまい)、結局一人ぼっちライドに…(寂)

後半失速するのが怖かったのと、池田コーチからのアドバイスがあったのとで、もうひたすら淡々とインナーロー。
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天気に恵まれたため、走っている最中にずっと見える御嶽山や遥か眼下に見える湖(自然湖かな?)は本当に絶景!!
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正直この景色を見れただけでも、参加して良かったと思いました!


「いつ呼吸が苦しくなるのかな…?」
「いつ足が売り切れるかな…?」
とビクビクしながら走っていましたが、意外にもあっという間に上り終わり、下りへ…
下りは予想以上にガレガレでしたが、特にテクニックがいるわけでもないので、ライン取りだけ丁寧にするのと、足が冷えてしまわないように要所要所でクルクルと回転させていました。



<第1CP~第2CP 60km地点>
第1CPは下ったあとの上り返しのV地点だったので、停まらず通過。だいたい3時間くらい。
目的としていたタイムだったので、ホッとしました。

ここまででは割と元気。
池田コーチから普段のライドで「3時間は止まらない」という指示を受けてきたせいか、長時間のライドがあんまり苦じゃない!
なんとなくそんな手応えを感じながら、ノロノロと、でも眈々と走り続けました。

第2~3CP間は、上って下ったあとに長い平地区間があり、そのあとダラダラっとした長めの上り基調。
この平地区間の時にちょうど10時を過ぎ、気温も一気に上昇。
朝10度位だったのが、27度。
標高も低めのところなのと、貯水池の脇で湿度があるせいか余計に暑く感じました。

9月に比べれば暑くはありませんでしたが、熱中症になってしまうのは避けたいので小まめに水分を補給。
さらに、汗ばかりかいて足をつってしまうのも嫌なので、塩あめをなめながらのライド。
あと、今回初めてのパワーブラストやハニースティンガーといったグミ系補給食を口に入れて噛まずに舐める。
少しずつ栄養を摂取できる感じが良かったです。
固形物のバーなどは、走っている最中は胃に負担がかかりそうだし、ジェルだと吸収が速くて、すぐに足りなくなってしまいそう。
そういった意味でグミ系はロングライドの中盤にはいいのかも~と思います。
また、ステムとトップチューブに取り付けたランチボックス、走っている間も手を伸ばしてグミや飴を摘めて大活躍でした(≧∇≦)
しかも、意外にきちんと固定されて落っこちることもなかった。
BCでも使おうニコニコ

平地区間を抜けるとダラダラとした上り。流石に足に疲労が溜まってきているのがわかりました。
また、ボトル(メダリスト)がだいぶ減ってきた!
もう一つの真水が入っているボトルは万が一の、怪我のときのためにもとっておきたい。
極力休まないをモットーに走ってきましたが、第2CPでは給水がてら少し休もう!


<第2CP~第3CP 73km地点>
スタートから5時間45分位のところで第2CPを通過。
給水のために立ち止まったところ、
「すみませーん」とスタッフさん。

なんと計測チップが不良で、CP通過の際に「ピッ」っと反応していないことが判明えっ

じゃあ、思いっきり通り過ぎた第1CPは、通り過ぎたことも認識されてないのかな…(O_O)?
別にそんな1分1秒を争うようなことはしてませんが地味にショックハートブレイクまぁ、仕方ないかぁ。。

そんなわけで、このあとの第3CPとゴールでは止まって、名乗ってタイムを記録してもらうアナログ方式に変更。

第2CPで、一緒のお宿だったSさんに会って暫しお話。知ってる人に会うってめちゃくちゃ元気出る~アップ
その後給水して、顔を洗って、ハニースティンガーのワッフルを食べて、再スタート!

第2CPから第3CP間は下り比率が高い区間。
最初に一気にくだって、その分また上って、更に一気に下る。
第1CPまでのガレガレ路面でもなく比較的走りやすいので超高速な林道DH。

9月の第2~3CPは、逆周時であるため、真昼間な上、遮るものがなかったので本当に辛かったのですが、この5王だとちょうど木陰の中になってくるのと、下り基調なので、体力面では結構余裕がありました。
また、制限時間に対し1時間強の余裕を持っているので、トラブルさえなければタイムアウトの心配はなさそう!
そう確信して、メカトラ(パンク)をしないよう、再度気をひしきめました。
とにかくライン取りなどでミスらないこと、調子に乗ってスピードを出し過ぎて転倒しないことを意識!



<第3CP ~フィニッシュ>
第3CPを超えると川を渡り、砂地でガレた上りが20mくらい。
ここで初めてバイクに乗車したまま上れず、押し上げ。
数mだけど、なんだか悔しいむっ
もし来年くることができるならクリアしたいなぁ。

このあとは長い上りがあり、最後にまた10km強の林道DH。
もう残すところもわずか。
ハンガーノックにも脚つりなどの不安もなかったので、できるだけ頑張って上りました。
ただ、やはりお腹が空いて、もうジェルとかじゃなくて、ゴール後の夕飯ナイフとフォークのことばかり考えていました。

最後の下りは、地味な腰痛との戦い汗また最後の最後で転倒したら残念すぎるので集中集中ビックリマーク
ここで初めて時間を意識時計

これは8時間半切れるかも??

前回第2CPをギリギリ通過し、第3CPでタイムアウトだったことを考えれば大躍進。

嬉しいなアップ絶対ミスんないようにしよう!

そんな風に思って下ったところ、思ったより早い段階でフィニッシュのゲートを通過。

あれ?終わり?
そんな感じでしたかお

ゴールしたら、嬉しいことに42km、100kmに参加していた会社の先輩や今回行動を共にしている仲間が出迎えてくれました音譜
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しかも、どうやらウィメンズで5位入賞できている…とのことで驚きましたひらめき電球

表彰式。予備で長袖のレースジャージを持ってて良かった^_^
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仲間と宿泊先のご主人と。
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100km一緒に頑張ってくれたVertex
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今回参加して良かったことは、
⑴心拍管理をすることで、少ない負担で長時間走れることを実感できた。
⑵週末のトレーニングが活きたのか、長時間の乗車が苦にならなかった。
⑶補給の感覚が掴めた。
⑷意識して丁寧に走った結果、ノートラブルで自信がついた。

反省点としては、
⑴体調管理ができてなかったこと。
⑵携帯工具の準備不足。

今月末のBCにむけてはとても良い経験であり刺激となりました。
体調はすこ~しだけ引っ張っているので早く治したい…
携帯工具も世の中に(仲間が持っているような)軽くて便利そうなものがあるとは知らなかった…
今回何も荷物を背負わなくても軽い腰痛になったので、確実にハイドレーションを背負うBCではとにかく軽量化したい。

でも、何よりも良かったのは、やっぱりいろんな人に会えたこと!!
天気、景色に恵まれ、楽しかった音譜これが、本当に一番でした。

一緒行動してくださった仲間に、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。