お盆中 玄関脇で一度も倒れることなく過ごしてくれた牛馬さん。ミクがこの牛馬さんを愛しはじめていることはその様子で一目瞭然でした。このままでは、ずっと置いておけと主張するにちがいない。


ここはちゃんと説明しておかねば。


「ミク、結衣ちゃんのたましいは明日またお空にかえるからね。お空にかえるにはお馬さん達に乗っけて行ってもらわなきゃいけないんだ。だから、明日お馬さん達を燃やして煙にしてお空に行けるようにしなきゃいけないの。」


「えーっしょぼん結衣ちゃんがかえっちゃうのも お馬さん達燃やしちゃうのもやだ!!かえんなきゃいいじゃん!!」


…そんな伏線がありまして。

昨夜。どうするのが正式かわからないけど、牛馬さん達を焚いて送り火としました。



送り火と呼んで良いかどうか微妙だったけど。



ここ数日の天候によりしっかり湿気を吸ってしまった牛馬達。火をつけてはショボーンと消えてしまいます。



いろんなところを何度もライターで炙られる様はミクにはちょっと刺激が強かったかなあせる


「なかなかつかないねー」

なんて言いながら思うところはあったんだろうなぁ。





最終的には夫がティッシュを持ってきて小さな焚き火にして何とか完了。




「これで結衣ちゃん、お空に帰って行けたね」



なんて話していたら…



ミク、いつの間にかむくれている。




そして…




堰をきったように号泣。



うわあーーーーん






「どうした?」と慌てる夫。



お馬さん達燃やしちゃったのが嫌だったんだね。結衣ちゃんがかえっちゃったのが悲しかったんだね。



ミクを抱きしめていたら私も泣けてきちゃいました。



結衣は、お姉ちゃんミクの泣き声を聞きながら馬(牛か)にのっかってあっかんべーしていったような気がします。